LINE公式だけで十分?Lステップのメリット6つと向く事業者を解説

LINE公式だけで十分?Lステップのメリット6つと向く事業者を解説

「LINE公式アカウントで一斉配信を続けているのに、予約が増えない。Lステップを入れたら変わるのか、月額に見合うのかが分からない…」

配信を送るたびにブロックが増え、予約や再来店の数はほとんど変わりません。LINE公式アカウントを運用している店舗や中小企業から、sorecomaにはこの段階のご相談がよく届きます。

Lステップの主なメリットは、友だち一人ひとりに合わせて配信を出し分けられることと、案内や予約対応を自動で回せることの2つです。ただし月額費用と構築の手間がかかり、入れただけでは成果は出ません。

再来店を増やしたいだけなら、LINE公式アカウントの標準機能で足りる店もたくさんあります。違いと6つのメリット、業種ごとの活かし方、注意点まで押さえれば、自社に入れるべきかは判断できるはずです。

友だちを条件で分けて送りたい、案内を自動にしたいという目的がはっきりしているなら、Lステップを入れる価値があります。

LINE公式アカウントをまだ開設していない場合は、LINE公式アカウントの作り方と初期設定から始めると流れがつかめるでしょう。

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目次

Lステップのメリットは「出し分け」と「自動化」|LINE公式アカウントとの違い

Lステップのメリットは「出し分け」と「自動化」|LINE公式アカウントとの違いの図解:LINE公式単体とLステップの違い — 配信の出し分け、ステップ配信、顧客情報の記録、回答フォーム、リッチメニュー、流入経路の分析
図:Lステップのメリットは「出し分け」と「自動化」|LINE公式アカウントとの違い

Lステップのメリットは、LINE公式アカウントでは手作業になる「誰に・いつ・何を送るか」を、条件と自動の仕組みに置き換えられる点にあります。前提として、2つのツールの関係と違いを先に押さえておきます。

LステップはLINE公式アカウントの機能を広げる拡張ツール

Lステップとは、LINE公式アカウントにつないで使う、配信と顧客管理のための拡張ツールです。単体では動かず、メッセージは必ずLINE公式アカウントから届きます。友だちのリストもLINE公式アカウント側にあります。Lステップが受け持つのは、その友だちに「誰に・いつ・何を送るか」を細かく決めて、自動で動かす役目です。

使うにはLINE公式アカウントとLステップの両方の契約が要ります。費用も2か所でかかります。

「Lステップは怪しい」と心配される方もいますが、提供元はソーシャルデータバンク株式会社(旧:株式会社Maneql)です。LINEヤフーが用意した正式な連携の仕組みを使って動きます。この仕組みはMessaging APIと呼ばれ、LINE公式アカウントと外部のツールをつなぐために公開されているものです。つなぎ方は正規の方法です。契約前に公式サイトで利用規約を読んでおくと、判断しやすくなります。

LINE公式アカウント単体とLステップでできることの違い

いちばんの違いは、条件の細かさと、友だちの行動に応じて配信やメニューが自動で切り替わる点です。LINE公式アカウントにも絞り込み配信やステップ配信はあるので、表では「できない」ではなく△で示しました。

機能LINE公式アカウント単体Lステップ
配信の出し分け△ LINEが推定した性別や年代などで絞る○ タグや回答、クリックの有無で細かく絞れます。
友だち追加後のステップ配信△ 起点は友だち追加日のみ○ 予約日や回答を起点に分岐まで組めるのが強みです。
顧客情報の記録△ チャットで手動のメモを残す程度○ 行動と回答を友だちごとに自動で残せます。
回答フォーム△ 外部フォームだと回答と友だちを結びつけにくい○ 回答がそのまま友だち情報に入ります。
リッチメニューの出し分け△ 管理画面からは全員に同じメニュー○ 友だちの状態で自動で切り替わるのが特徴です。
予約・リマインド△ 外部の予約サービスとの連携が中心○ 予約管理とリマインド配信まで使えます。
流入経路の分析△ 追加経路の大まかな集計のみ○ 入口ごとに予約や購入まで追えるのが利点です。

一斉配信が中心ならLINE公式アカウント単体で足り、友だちごとに案内を変えたいならLステップが向いています。機能の面では、表の○が自社の課題に当たるかどうかで大まかに判断できます。△で足りるなら、急ぐ必要はありません。費用が見合うかは、このあとの注意点と向き不向きの章で確かめてください。Lステップの全機能と、LINE公式アカウントとの違いは次の記事で一覧にしました。

Lステップを導入する6つのメリット

Lステップを導入する6つのメリットの図解:Lステップ 6つのメリット — 案内の自動化、顧客管理、セグメント配信、回答フォーム、リッチメニュー出し分け、流入経路・クリック測定
図:Lステップを導入する6つのメリット

6つのメリットは、LINE公式アカウント単体で何が手作業になるか、Lステップで何が変わるかの順でそろえました。自社の課題に近いものから読むと、判断が早くなります。例は店舗の話が多めです。機能の動きを想像しやすくするためです。再来店が目的の店に導入をすすめるかどうかは、向いている事業者の章で線を引きました。

ステップ配信とリマインド配信で案内を自動化できる

人が毎回送っていた連絡を、決めた日時に自動で届く仕組みに変えられます。友だち追加の日や予約日を起点に、何日後の何時に何を送るかを先に設定しておけるからです。

ステップ配信とは、起点の日から決めた順番とタイミングでメッセージを自動送信する機能のことです。たとえば「来店の翌日にお礼」「14日後に次回のおすすめ」「30日たっても予約がなければクーポン」という流れを一度作れば、あとは友だちごとに動きます。Lステップでは、この一連の流れ1本を「シナリオ」と呼びます。

リマインド配信は、予約の前日や当日の朝に確認の連絡を送る機能です。LINE公式アカウント単体のステップ配信は起点が友だち追加日に限られ、予約日を起点にはできません。ここが大きな差です。

予約日を起点に送るには、Lステップ側に予約日が入っている必要があります。今使っている予約サイトとつなげられるかは、予約サイトとLステップの公式サイトで先に確かめておくと安心です。つなげられなければ、Lステップの予約管理で予約を受ける形になります。

送り忘れによる無断キャンセルや、再来店の声かけ漏れが減ります。スタッフが2〜3人の店でも、手が空かない時間に連絡が止まらないのは助かるでしょう。シナリオの組み方と、LINE公式アカウントのステップ配信との比較は次の記事で手順にしています。

友だちの情報や行動を記録して顧客管理ができる

Lステップでは、友だちごとに回答や行動を記録し、一人ひとりの状態を管理画面で見られます。タグと友だち情報の欄に、条件に合った情報が自動で書き込まれるためです。

タグとは、「来店済み」「クーポン利用」のように友だちに付ける目印のことです。リンクを押した、フォームで「整体は初めて」と答えた、といった行動をきっかけに自動で付きます。手入力は要りません。

LINE公式アカウント単体では、個々の友だちの情報はほとんど残りません。

誰が見込み客で誰が常連かが見えると、次に送る内容を人ごとに決められます。記録が1か月、2か月とたまるほど、次のセグメント配信で狙える相手がはっきりしてきます。手作業では追いつかない量でも、自動なら漏れません。

セグメント配信で必要な人にだけ届けられる

記録した情報を条件にして、興味がある人や来店が空いた人にだけ配信できます。全員に同じ内容を送らずに済むため、関係の薄い人からのブロックを抑えられます。

セグメント配信とは、条件で友だちを絞り込んで送る配信のことです。「カットだけの人にはカラーの案内を送らない」「60日来店がない人にだけクーポンを送る」のように、条件は自社で決められます。細かさは自由です。

LINE公式アカウントにも絞り込み配信はありますが、使える条件は性別や年代などの推定の属性が中心です。推定の属性とは、本人が登録した情報ではなく、LINE側が推しはかった性別や年代を指します。来店の有無や前回のメニューでは絞れません。料金の面でも得があります。LINE公式アカウントは送ったメッセージの通数で料金プランが決まるので、不要な配信を減らせば料金の節約にもつながるわけです。

回答フォームでアンケート・予約・問い合わせを受けられる

LINEのトーク画面から離れずに、アンケートや申し込み、問い合わせを受け付けられます。回答はそのまま友だち情報に記録されるので、集計や転記の手間もかかりません。

外部のフォームに移動させると、ページの読み込みや入力の途中で離れるユーザーが出ます。LINEの中で答えられれば、その離脱は起きにくくなるでしょう。入力は短いほど有利です。

おすすめは、選択肢を選ぶだけで結果が返ってくる形です。「かんたん見積もり」や「肌タイプ診断」のように答えるだけにすると、問い合わせの心理的なハードルが下がります。

回答に合わせてタグも付くため、次のセグメント配信や個別の案内にそのまま活用できるのも便利な点です。

リッチメニューを友だちごとに出し分けられる

トーク画面の下に出るメニューを、友だちの状態に合わせて自動で切り替えられます。新規の人と常連の人とでは、押したいボタンが違うからです。リッチメニューとは、トーク画面の下部に固定で表示される、ボタン付きのメニューのことです。LINE公式アカウント単体でも作れますが、管理画面から友だちごとに出し分ける設定はありません。

初めての人には「メニュー」と「予約」、2回目以降の人には「次回予約」と「会員クーポン」を見せる、という使い分けができます。タブで切り替わるメニューも作れるため、ボタンが多い店でも整理しやすくなります。見た目もすっきりするでしょう。

なお、出し分けはLステップのスタンダードプラン以上で使える機能です。

流入経路分析やクリック測定で効果を数字で改善できる

どこから友だちになった人が予約や購入につながったかを、数字で比べられます。友だち追加用のQRコードやURLを、入口ごとに分けて発行できるからです。配るQRを入口ごとに変えるだけで済みます。

流入経路分析とは、チラシやInstagram、広告といった入口ごとに、友だち追加の人数と成果を集計する機能です。クリック測定を使えば、配信したリンクを誰が押したかも分かります。

「店頭POPから来た人は予約が多く、広告から来た人は少ない」と分かれば、広告費を減らしてPOPを増やす判断ができます。感覚ではなく数字で、入口と配信の両方を見直せるのが強みです。

クリック測定はスタンダードプラン以上、流入経路分析はプロプランで使えます。広告を使わない店なら、ここまでのプランは要りません。

業種・目的別に見るLステップのメリットの活かし方

業種・目的別に見るLステップのメリットの活かし方の図解:業種で変わる効くメリット — 狙う成果、友だちの多く、効く配信、相性のよい機能、配信の順番
図:業種・目的別に見るLステップのメリットの活かし方

効くメリットは業種で分かれます。店舗なら予約と再来店、講座やECなら見込み客の育成と販売です。友だちの多くがすでに来たお客様か、まだ買っていない人かで、送る案内が変わるからです。

費用の目安も業種で変わります。sorecomaがゆるい目安にしているのは、LステップとLINE公式アカウントのツール費が、月の粗利の数%に収まるかどうかです。ツール費は合わせて月1万円前後から数万円かかります。客単価が1万円を超えるサロンやスクール、コーチングなら、数件の成約で月額は回収できるでしょう。

この目安は月額だけの話です。構築を代行に頼む費用や、自分で設定する時間は入っていません。低単価で利益の薄い業種は、金額より先に機能を使い切れるかで判断しています。

飲食店・美容サロン・整体院などの店舗:予約と再来店

店舗で効くのは、リマインド配信と来店後のフォロー、来店が空いた人への配信、予約しやすいリッチメニューです。店舗の友だちの多くは、店頭で登録した、すでに一度来たお客様だからです。

友だち追加のあとに狙うのは、初回予約ではなく2回目の来店になります。予約の案内も最初のメッセージでは出しません。最初に送るのは、「診断」や「チェック」のような気軽に答えられるものです。sorecomaでは、相手が自分ごととして読み始めてから予約を案内する順番で組んでいます。

ここからの数字は、ほぼLINE公式アカウントの標準機能の範囲で出したものです。sorecomaが支援したおでん酒場1店では、2回目の来店率が18.5%から25.3%、28.6%と上がり、29.6%に達しました。6ヶ月目には、友だちのおよそ3人に1人が再来店している状態です。

別の店舗では、ショップカード特典の使用率が最初から40%台で、来店のたびにLINEを開いてもらえる流れができていました。

標準機能だけでも、ここまで進みます。Lステップを足す価値が出るのは、前回のメニューや来店回数で案内を分けたい、予約日を起点にリマインドを送りたい、という段階からでしょう。美容サロンなら、カットだけの人とカラーもする人で案内を分けたくなったときが目安になります。

オンライン講座・EC/D2C:見込み客の育成と販売

講座やEC/D2Cで効くのは、友だち追加後のステップ配信と、診断による出し分け、流入経路分析の組み合わせです。ECはネット通販、D2Cはメーカーが店を通さず自社の通販で直接売る形のことです。広告で集めた友だちに、購入や面談までの案内を自動で順番に届けられます。夜中でも動きます。

流れの例は次のとおりです。

  1. 広告やSNSから友だち追加してもらう
  2. 診断やアンケートに答えてもらい、回答でタグを付ける
  3. タイプ別のステップ配信で、悩みに合う情報を数日おきに届ける
  4. 個別面談や購入の案内を送る
  5. 入口ごとの成約数を比べて、広告を見直す

店舗と違い、友だちの多くはまだ一度も買っていない人です。最初の3通ほどは役に立つ情報に絞り、売り込みは後ろに回す設計が向いています。急いで売れば、ブロックが増えるだけです。

どの広告から来た人が成約したかを追えるため、広告費の配分を成約の数で決められます。クリック単価の安さだけで広告を選ぶ失敗が減るのは、この業種ならではのメリットです。

Lステップのメリットを得る前に知っておきたい注意点

Lステップのメリットを得る前に知っておきたい注意点の図解:メリットの前の3つの注意点 — 費用は2か所でかかる、入れただけでは成果は出ない、友だちを集める機能は無い
図:Lステップのメリットを得る前に知っておきたい注意点

メリットには、費用と手間、友だち集めという条件が付いてきます。sorecomaでは、ブロックされていない友だちが100人未満で、担当者1人では運用が止まっている場合、Lステップは不要と判断しています。ご要望が「今のお客様と連絡を取り合いたい」程度のときも、導入は見送る判断です。

100人は、これより少なければ見送るという下の線です。超えたから向いているとは限りません。条件で絞った配信を送っても、届く相手が数人にならないかで考えると判断しやすいでしょう。

LINE公式アカウントの月額に加えて費用がかかる

Lステップの利用料は、LINE公式アカウントの料金とは別に毎月かかります。メッセージはLINE公式アカウントから送られるため、配信数が増えると両方のプランを上げることになります。見落としがちな点でしょう。

LINE公式アカウントの有料プランは、運用を代行に頼んでもお店側の負担になるのが普通です。友だちが増えると、無料プランの上限はすぐに超えます。sorecomaの支援先でも、全店舗が運用1〜4ヶ月目に有料プランへ切り替えました。通数の上限を超えたためです。拡張ツールを使うなら、その月額も上乗せになります。最初から予算に入れておけば、途中で慌てずに済みます。月の配信数の見積もり方は、始め方の章で紹介しました。

見積もりに入っていないことが多い費用は、次のとおりです。

  • Lステップの月額(代行会社とお店のどちらが払うか)
  • 店頭POPのデザイン代と印刷代
  • 友だちを集めるための広告費

代行に頼むなら、終わり方も先に決めます。見るのは次の3点になります。

  • LINEアカウントの管理者をお店側が持てるか
  • 画像の元データや設定を受け取れるか
  • 最低契約期間と解約条件がはっきりしているか

解約のときに揉めるのは、このどれかがあいまいなケースがほとんどです。3点とも答えをもらってから契約すれば、安心して任せられるでしょう。

費用が大きく跳ね上がる分かれ目は、標準機能でやるか、拡張ツールや外部の仕組みとつなぐかです。あいさつメッセージやクーポン、ショップカードといった標準機能と月数回の配信だけでも、飲食店の再来店づくりはかなり進みます。

Lステップの各プランの月額と、LINE公式アカウントを合わせた総額は次の記事で早見表にしました。

設計と構築に手間がかかり、入れただけでは成果は出ない

Lステップは、目的と導線を決めてから設定しないと成果につながりません。構築と呼ばれる初期の設定で、タグやシナリオ、リッチメニュー、回答フォームを決めて組み上げる必要があるからです。作り込む量によって、かかる時間は大きく変わります。正直、ここは面倒です。

「構築だけ外注したのに成果が出ない」というご相談は、sorecomaにもよく届きます。

多いのは、リッチメニューやあいさつメッセージはきれいなのに、何を・いつ・誰に送るかが決まっていないパターンです。

ステップ配信や回答による出し分けを最初から作り込んだものの、お店側で中身を直せる人がいないケースもありました。作ったときのクーポンやキャンペーンが、終わったあともそのまま流れ続けていました。防ぐ方法はあります。構築を頼むときに、クーポンや配信文をお店側で差し替える手順も教わっておくことです。

メリットが出るのは、設計して配信を続け、数字を見て直すところまで回したときです。構築を頼む前に、誰が配信文を書き、誰が月1回数字を見るかを決めておけば、運用は止まりません。

友だちを集める機能は無い

Lステップは集まった友だちへの配信を良くするツールで、友だちを増やす機能はありません。出し分けも自動化も、届ける相手がいて初めて効果が出ます。

友だちが少ないうちに条件で絞ると、1回の配信で届く相手が数人になってしまいます。流入経路分析も、比べる人数が足りなければ判断材料になりません。

入口は別に用意します。店頭での声かけやQRコード付きのPOP、Instagramのプロフィール、広告が代表的です。

Lステップを入れるのと同じ月に、友だちを集める入口の計画も立てておきましょう。友だち登録の特典を1つ用意するだけで、店頭でも声をかけやすくなります。特典は小さくて構いません。

Lステップの導入が向いている事業者・向いていない事業者

Lステップの導入が向いている事業者・向いていない事業者の図解:Lステップが向く事業者の条件 — 友だちと反応、配信の内容、広告、LINEの目的、運用の体制
図:Lステップの導入が向いている事業者・向いていない事業者

Lステップが向いているかは、友だちを条件で分けて送りたい理由があるかで決まります。sorecomaでは、広告運用やセグメント配信を求めるご相談には、基本的にLステップの導入を進めています。反対に、飲食店やサロンなどの店舗型ビジネスで、再来店の回数や頻度を上げたいというご相談なら導入は勧めていません。広告で集客しないお店が多く、使うのはリッチメニューからの予約とクーポン、週1回程度の定期配信くらいだからです。

例外もあります。同じサロンでも、前回のメニューで案内を分けたい、予約日を起点にリマインドを送りたいという目的がはっきりしていれば、向いている側に入ります。

ツール費の元が取れる境目(損益分岐点)を、細かく計算しているわけではありません。客単価と今の予約数を見たうえで、ツール費が予算の中で重荷にならないかを合わせて判断しています。迷ったら計算は簡単です。月のツール費をLINE経由で増える数件分の利益で払えるかを見ると目安になります。

Lステップが向いているのは、次のような事業者です。

  • 友だちがある程度集まり、一斉配信の反応が落ちてきた
  • 広告で友だちを集めていて、どの広告が成約につながったかを知りたい
  • 予約・問い合わせ・面談など、LINEでとってほしい行動がはっきりしている
  • メニューや顧客の種類が多く、案内を分けたい
  • 配信と数字の確認を続ける担当者がいるか、外部に任せる予算がある

今はLINE公式アカウントだけで十分なのは、次のような事業者です。

  • 友だちが少なく、一斉配信で足りている
  • 配信がお知らせ中心で、相手によって内容を変える場面がない
  • 再来店を増やすことが目的で、広告は使っていない
  • 配信を続ける人手も、外部に任せる予算もない

向いていない側に当てはまっても、ずっとそのままとは限りません。友だちが増えて案内を分けたくなった時点で、もう一度導入を考えれば間に合います。

Lステップのメリットを活かす始め方

Lステップのメリットを活かす始め方の図解:Lステップの始め方5ステップ — 得たいメリットを決める、月の配信数を見積もる、低いプランから始める、構築を自社か代行か決める、最初は小さく回す
図:Lステップのメリットを活かす始め方

導入を決めたら、残る判断はプランと構築の進め方です。順番はどちらからでも構いません。どちらも、6つのメリットのうちどれを得たいかで答えが変わります。

得たいメリットからプランを決める

プランは、使いたい機能と月の配信数の両方で決めます。Lステップはプランによって使える機能と料金が変わるからです。

  • ステップ配信、タグでの顧客管理、回答フォーム、予約管理はフリープランから
  • リッチメニューの出し分けとURLのクリック測定はスタンダードプラン以上で使える
  • 流入経路分析にはプロプランが必要

月の配信数は、友だち数に月の配信回数を掛け、ステップ配信やリマインドの通数を足して見積もります。友だち800人に週1回送るだけでも、月3,200通になります。思ったより多いはずです。

Lステップには月200通まで送れる無料のフリープランがあり、操作感を試せます。一度上げたプランは下げられない決まりなので、低いプランから始め、通数や機能が足りなくなってから上げるのがおすすめです。この順番なら、高いプランを払い続ける心配はありません。

金額も確かめましょう。各プランの月額は、注意点の章で紹介した料金の記事に早見表があります。契約の前には、Lステップ公式サイトの料金ページで最新の金額とプランの変更条件を確かめておくと確実です。

自社で構築するか、構築代行に任せるかを決める

社内に設計と配信を続けられる担当者がいれば自社で構築し、いなければ構築代行や運用代行に任せるのが基本です。Lステップは作ったあとの配信と見直しで成果が決まるため、続けられる人がいるかで答えが分かれます。

自社で作るなら、最初の1か月はシナリオ1本と少数のタグだけで回すと手が止まりません。欲張らないのがコツです。

任せる場合は、構築だけで終わる契約か、配信と改善まで続く契約かを見積もりで見比べます。構築後に中身を直すのが誰なのかも、契約前に決めておきたい点です。代行の費用は作り込む量で変わるため、複数の会社から見積もりを取り、何が含まれているかを見比べると判断しやすくなります。解約時に確かめる3点は、費用の注意点の章にまとめました。構築代行の費用相場と、業者の選び方は次の記事で見積もりの見方まで書きました。

Lステップの導入ならsorecomaにお任せください

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sorecomaは、株式会社hedgeが運営する集客支援サービスです。Lステップの導入に加えて、配信設計やリッチメニュー、クーポンとシナリオ配信の設計まで、LINE公式アカウントの運用をまとめて支援します。窓口は1つです。

Instagram運用やSNS広告など、友だちを集める入口の側も1社で対応できます。構築の手間、配信が続かない悩み、友だちの母数不足という注意点に、まとめて応えられるのが強みです。

飲食店を中心に、美容院や整体サロンなど店舗系とtoC系のご支援が多く、対応エリアは全国です。「LINEを何のために使うか決まっていない」「構築したのに配信が止まっている」という段階から、ご相談を受け付けています。Lステップが要らないと判断したお店には、LINE公式アカウントの標準機能での運用をご提案しています。

Lステップを使った事例はデミックです。ほかの3店はLINE公式アカウントの運用を見直した事例で、Lステップを入れる前にどこまでできるかの参考として載せています。

事例:株式会社デミック|Lステップのかんたん見積もりアンケートで問い合わせ導線を仕組み化

事例:株式会社デミック|Lステップのかんたん見積もりアンケートで問い合わせ導線を仕組み化

株式会社デミックは、新しく始めた移動スーパーの運行情報を、チラシだけでは地域に届けきれずにいました。sorecomaの支援でLINE公式アカウントを開設し、週1回の定期投稿と運行スケジュールの更新を始めています。

後から始めた便利屋事業も同じアカウントにまとめ、Lステップでかんたん見積もりアンケートを導入しました。答えるだけで見積もりを相談できるため、問い合わせの心理的なハードルが下がります。電話より気軽です。

その結果、友だちは1,582人まで増え、友だち獲得単価は約125円に収まりました。友だち獲得単価とは、友だちを1人増やすのにかかった費用のことです。新規事業でも、LINE経由の問い合わせ導線ができています。

事例:整体サロン シンユウ|リッチメニューとフォローアップのシナリオ配信で休眠顧客5名が再来院

事例:整体サロン シンユウ|リッチメニューとフォローアップのシナリオ配信で休眠顧客5名が再来院

一人で運営している整体サロン シンユウは、LINE公式アカウントを持っていたものの、3ヶ月以上来院が途切れたお客様に連絡できていませんでした。こちらはLステップではなく、LINE公式アカウントの運用を見直した事例です。

予約しやすいリッチメニューを新しく作り、週1回の投稿に加えて、来院の直後と数日後に届くフォローの配信を組みました。数日たって体の状態を思い出したころに届くので、「また行こうかな」と考えるきっかけになります。押し売り感もありません。

運用2ヶ月ほどで、3ヶ月以上来ていなかったお客様のうち5人が予約しました。売上と来院数も前月より増え、2回目と3回目の来院率が上がり始めています。

事例:肉酒場ケナシバ|再来店導線としてのLINE運用で、LINE経由の予約数が2ヶ月で約3.5倍

事例:肉酒場ケナシバ|再来店導線としてのLINE運用で、LINE経由の予約数が2ヶ月で約3.5倍

三田の肉酒場ケナシバ(合同会社Farch)は、LINE経由の予約がどれだけ成果になっているかを把握できず、従量課金型の予約サイトに頼りがちでした。もともと友だちがある程度いたため、LINEの役割を再来店の後押しに絞っています。

配信内容とクーポン、予約導線を整理し、季節限定メニューやLINE限定特典を来店を思い出すタイミングで届けました。LINE経由の予約は9月の4件から13件、14件と増え、2ヶ月で約3.5倍です。もともと友だちがいた状態から始められたことが、早く数字が動いた理由の1つでした。

事例:麻布の羊|配信の目的を再来店に絞り、リピート率 約20%→32%

事例:麻布の羊|配信の目的を再来店に絞り、リピート率 約20%→32%

ジンギスカン専門店の麻布の羊(株式会社Collective&Delight)は、イベント告知やお知らせを出していました。ただ、再来店につながっているかは分からないままでした。手応えがないまま、配信の優先度がだんだん下がっていく場当たり的な運用です。

LINEの目的を再来店促進に定め直し、ショップカードとクーポンを設計して、週2回の配信を誰でも続けられる形にしました。リピート率は約20%から32%に改善しました。

sorecomaが支援する飲食店では、月4回、毎週同じ曜日の同じ時間に送るところから始めます。毎週同じ曜日に届けば、急に届いた広告のようには見えません。

1ヶ月だけのスポット運用や、撮影・広告運用だけの部分的なご依頼にも対応しています。無料相談はsorecomaのサービスページからお申し込みください。

よくある質問(FAQ)

LINE公式アカウントを持っていなくてもLステップは使えますか?

使えません。LステップはLINE公式アカウントにつないで動くので、先にLINE公式アカウントを開設してください。開設は無料です。

Lステップは無料で試せますか?

月200通まで送れるフリープランで試せます。タグは10個、シナリオは1つまでの制限付きでした。

Lステップをやめて、LINE公式アカウントだけの運用に戻せますか?

戻せます。友だちはLINE公式アカウント側に残ります。ただし一度解約すると、同じアカウントにはLステップを再連携できません。やめる可能性があるなら、契約前にLステップの窓口で扱いを確かめておくと安心です。

Lステップとエルメ(L Message)はどちらがいいですか?

無料の範囲で多くの機能を試したいならエルメ、分析機能と構築を頼める会社の多さを重視するならLステップがおすすめです。

Lステップを入れると、ブロックは減りますか?

興味のない人への配信を減らせるため、一斉配信だけより抑えやすいでしょう。配信の頻度と中身が合っていなければ、ツールを変えても減りません。

LステップとLINE公式アカウントを合わせると、月いくらかかりますか?

sorecomaでは、2つのツール費を合わせて月1万円前後から数万円とみています。プランごとの月額は、Lステップ公式サイトの料金ページで確かめられます。

まとめ

Lステップのメリットは、配信の出し分けと、案内や予約対応の自動化にあります。6つのメリットが成果になるのは、費用と構築の手間をかけ、友だちを集める入口を別に用意したときです。再来店だけが目的の店舗なら、LINE公式アカウントの標準機能で足りることも少なくありません。

状況ごとに、次にやることを挙げます。

  • 再来店を増やしたいだけなら、LINE公式アカウントのショップカードとクーポンを整え、週1回の定期配信から始める
  • 導入を考え始めたら、Lステップ公式サイトでプランごとの月額を確かめ、LINE公式アカウントの料金と合わせた総額を出す
  • 広告で友だちを集めているなら、流入経路分析まで使えるプランでLステップを入れる
  • 案内を分けたいが設計に自信がないなら、フリープランで操作感を確かめてから構築を相談する
  • 社内に担当者がいないなら、構築と運用をまとめて任せられる会社に見積もりを頼む

迷ったら、今の友だち数と月の配信回数、LINEでとってほしい行動の3つを書き出してください。その3行がそろえば、Lステップが要るかどうかの見当がつきます。

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