「Lステップを入れると決めたのに管理画面が複雑で組めないし、代行の見積もりが妥当な金額なのかも分からない…」
Lステップは機能が多いぶん、タグやシナリオの組み方を誤ると、友だちが増えても予約や問い合わせにはつながりません。外に頼もうとしても、業者ごとに金額も作業の中身もばらばらで、比べ方が分からなくなりがちです。
初期構築(シナリオやリッチメニュー)だけを外注するなら、sorecomaがこれまで支援や相談で見てきた案件では、費用の相場は20〜40万円ほどです。見落とされやすいのは、引き渡しのあとに誰が配信と改善を続けるかでしょう。
Lステップ構築代行は、構築費の安さではなく、頼む作業範囲と構築後の運用体制をそろえて比べると失敗しにくくなります。
LINE公式アカウントの開設や初期設定がまだなら、LINE公式アカウントの作り方と初期設定を先に読むと流れがつかめます。
Lステップ構築代行とは|LINE公式アカウントに「仕組み」を作る仕事

Lステップ構築代行とは、LINE公式アカウントにつないだLステップの設定を、自社の目的に合わせて外部の会社や個人が設計・設定する仕事です。予約や問い合わせ、再来店につなげるための配信の分岐や顧客の振り分けを、まとめて作ってもらえます。
Lステップは、LINE公式アカウントに連携して使う拡張ツールです。LINE公式アカウント単体では手間のかかる、次のような機能が使えます。
- 回答や行動に応じてタグを付け、送る相手を分けるセグメント配信
- 友だち追加からの日数に合わせて自動で届くシナリオ配信
- アンケートや予約の受付に使える回答フォーム
- 友だちの状態ごとに表示を切り替えるリッチメニュー(スタンダードプラン以上)
構築代行に頼む作業は、「設定作業の代行」と「導線の設計」に分かれます。導線とは、お客様が友だち追加してから予約や問い合わせに至るまでの流れのことです。設定だけを頼むなら、決まった設計図どおりに画面を操作してもらう仕事です。設計まで含めると、「誰に何を送って予約につなげるか」から一緒に決めてもらえるでしょう。費用の差もここで生まれます。
見積もりを受け取ったら、最初に設計が含まれているかを見てください。名前は同じでも、中身は別物です。
Lステップで使える機能の全体像と、LINE公式アカウントとの違いは次の記事で一覧にしました。

Lステップ構築代行の費用相場|金額は作業範囲で決まる

Lステップ構築代行の費用は、一度だけ払う初期構築費と毎月かかる運用支援費に分けると見当がつきます。どちらも、頼む作業の範囲が広がるほど金額が上がります。考え方は単純です。
初期構築だけを頼む場合と、運用まで頼む場合の費用
初期構築だけなら支払いは1回で済み、運用まで頼むと月額の費用が加わります。初期構築は作れば終わる作業で、運用支援は配信と数値の確認を続けてもらう契約だからです。
| 費用の種類 | 支払い方 | 含まれる作業 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 初期構築費 | 1回だけ | 導線設計からテストまで | 20〜40万円ほどです。 |
| 運用支援費 | 毎月 | 配信と数値の確認、改善の提案 | 配信本数と作業範囲で各社が決めるため、同じ条件で見積もりを取って比べます。 |
| ツールの利用料 | 毎月(自社で契約) | LステップとLINE公式アカウントの月額 | プランの組み合わせで、合わせて月5,000円ほどから数万円かかります。 |
シナリオやリッチメニューの初期構築だけを外注するなら、相場は20〜40万円くらいです。この金額は、sorecomaが見てきた案件をもとに目安として示しました。幅が出るのは、どこまで設計を任せるかと、各種メッセージやリッチメニューのデザインをどこまで作り込むかが案件ごとに違うからです。手元の見積もりが40万円を超えていたら、設計や画像デザインの量が多いのかを内訳の行で確かめます。内訳がなければ、本数と作業を書いた見積もりを頼むと比べられます。
運用支援費は、引き渡し後の配信文づくりや配信の設定、友だち数や予約数の確認、改善の提案に払うお金です。配信本数や作業範囲で各社の決め方が違うため、この記事では月額の目安を出していません。運用まで頼むなら、「配信は月4回、数値の報告は月1回」のように条件を先に決めておきます。同じ条件で2〜3社に月額を見積もってもらうと、予算が組みやすくなるでしょう。
代行費用とは別に、LステップとLINE公式アカウントの利用料も自社の契約として毎月かかります。sorecomaでは、「ツール費が月の粗利の数%以内に収まるか」を、払い続けられるかのゆるい目安にしています。粗利とは、売上から仕入れなどの原価を引いた、手元に残るお金のことです。サロンやクリニック、スクールのように客単価が1万円を超える業種なら、月5,000円ほどから数万円のツール費は数件の成約で回収できます。ここで言う回収はツール費の話で、20〜40万円の構築費は見積もりの内訳を見て別に判断してください。低単価で利益の薄い業種は、金額より先に機能を使い切れるかで決めるのがおすすめです。
Lステップのプランごとの月額と、LINE公式アカウントを合わせた総額は、次の記事で早見表にしました。料金は変わることがあるので、契約前にLステップ公式サイトの料金ページでも確かめておくと確実です。

構築代行の費用が変わる3つの理由
見積もりに差が出るのは、設計の深さ、作り込む量、制作物の範囲の3点が業者ごとに違うからです。どの理由が見積もりのどの行に表れるかを知っておけば、手元の見積もりと照らし合わせられます。
| 理由 | 見積もりでの表れ方 | 金額が上がる例 |
|---|---|---|
| 設計の深さ | 導線設計やヒアリングの行 | 目的の整理や競合の下調べから頼むと上がるでしょう。 |
| 作り込む量 | シナリオやフォーム、タグの数 | 分岐の多い長いシナリオやフォームが典型です。 |
| 制作物の範囲 | 配信文作成や画像デザインの行 | 配信文と画像のデザインまで任せると上がります。 |
設計の行が無い見積もりは、自社で設計図を用意する前提の金額です。安さには理由があります。
同じ作業範囲でも、会社に頼むかフリーランスに頼むかで金額は変わります。差の大きさは相手ごとに違うので、会社とフリーランスの両方から同じ条件で見積もりを取ると比べやすいでしょう。1社だけ極端に安いときは、設計の行が抜けていないか、シナリオの本数が少なく見積もられていないかを先に確かめましょう。
Lステップ構築代行に依頼できる仕事内容

Lステップの構築は、導線を決める設計から機能ごとの設定、仕上げのテストまでがひと続きの仕事です。細かな設定は業者に任せられます。この章では、工程ごとに自社が用意するものと、見積もりで確かめる点だけを押さえておけば困りません。
導線設計|誰をどの行動に導くかを決める
導線設計は、Lステップで何を作るかを決める最初の工程です。どこでタグを付け、何通目で何を送るかは、すべて導線から決まるからです。導線設計とは、友だち追加の入口から予約や問い合わせ、購入までの流れを図にする工程を指します。
美容院を例にします。「Instagramから友だち追加した新規客に初回クーポンを送り、3日後に予約ページへ案内する」といった流れを先に決めておく工程です。設計を自社で考えられなくても、業者に設計から頼めばヒアリングをもとに流れの図を作ってもらえます。設定だけを頼む安い見積もりは、自社で設計図を用意できる場合の選び方です。設計から頼むときに自社が用意するものは次のとおりです。
- LINEで増やしたい成果(予約、問い合わせ、購入のどれか)
- 狙いたい客層
- いちばん売りたい商品やサービス
- 今の友だち数と、友だちが増えている入口
用意が曖昧なまま打ち合わせに入ると、ヒアリングが2回、3回と増え、設計費も膨らみます。この4つをメモにまとめてから問い合わせると、話が早く進むでしょう。
タグ・回答フォーム・シナリオ配信の設定
タグと回答フォームで友だちを分け、相手ごとにシナリオ配信を作る作業が構築の中心です。Lステップで成果が出るかは、この出し分けで決まるからです。
タグは、「新規」「リピーター」「カット希望」のように友だちに付ける目印を指します。友だち追加の直後に回答フォームでアンケートを送り、答えに応じてタグが自動で付くように設定するのが基本です。
シナリオ配信は、決めた順番と日数で自動送信されるメッセージのことで、ステップ配信もほぼ同じ意味で使われます。業者がよく作るのは次のシナリオです。
- 友だち追加の直後に届くあいさつと初回特典
- 追加から数日おきに順番に届けるメッセージ
- 来店や購入の翌日に送るお礼とフォロー
- しばらく反応がない友だちへの掘り起こし
シナリオを何通・何日分作るか、回答フォームをいくつ作るかは、そのまま費用に響きます。1通ごとに文面を作る手間がかかるからです。予算が限られるなら、予約に近い1本だけを先に作ってもらう頼み方もあります。たとえば追加の翌日と3日後、7日後に届く3通です。金額は業者ごとに違うので、全体の見積もりと一緒に「この3通だけならいくらか」も聞いておくと、差を比べられるでしょう。
リッチメニューの作成と動作テスト
リッチメニューの作成とテストは、友だちが毎回目にする入口を仕上げる工程です。表示の出し分けが崩れていると、せっかく付けたタグが画面に反映されません。
リッチメニューは、トーク画面の下に固定で表示されるボタン付きのメニューで、Lステップのスタンダードプラン以上なら、タグに応じて新規客と常連客で別のメニューを出せます。業者にはメニューの構成とボタン画像のデザイン、出し分けの設定まで頼めますが、画像は自社で用意する前提の見積もりも見かけます。
仕上げの動作テストは、友だち追加からアンケート回答、タグ付け、メニューの切り替えまでを通しで試す作業です。分岐が想定と違うまま公開すると別の客層に違うクーポンが届くことがあり、それを公開前に防ぐのがテストの役目です。自社が受け持つなら、新規客と常連客のそれぞれの答え方で実際に回答し、届くメッセージとメニューが想定どおりかを確かめれば足ります。
テストを業者と自社のどちらが受け持つかは、見積もりの段階で決めておくと後でもめません。
リッチメニューのサイズや基本の作り方は、次の記事で手順ごとに確かめられます。

構築代行に依頼するメリットと、依頼しなくてよいケース

構築代行に頼むと、成果が出た設計の型と立ち上げの時間を買えます。ただし業種や友だちの数によってはLステップそのものが要らないので、頼む前に両方を見比べておくと無駄が出ません。
依頼するメリット|設計の型と時間を買える
構築代行に頼むいちばんのメリットは、構築実績のある業者が持つ導線の型を、自社に当てはめてもらえることです。Lステップの管理画面は項目が多いですよね。慣れていない担当者がゼロから組むと、調べながらの作業に本業の時間を取られてしまいます。
任せている間、自社は商品づくりや接客に時間を回せます。立ち上げも早まるので、新店舗のオープン1か月前から友だちを集めたい場合でも間に合わせやすいでしょう。
頼み方にもコツがあります。基本は業者に任せつつ、相手が何をしているのか、どんな考えでその設計にしたのかを、いい意味で盗むつもりで依頼するのがおすすめです。打ち合わせのたびに設計の理由を聞いておくと、引き渡しのあとに自社で直せる範囲が広がります。
LINE公式アカウントの標準機能を活用して足りるなら依頼しなくてよい
配信の出し分けや自動配信を使う予定がないなら、構築代行は不要です。Lステップの月額は多くの機能に払うお金なので、出し分けを使わなければ、客単価が高い業種でもツール費に見合う使い道がないからです。反対に、新規客と常連客で案内を分ける予定があるなら、ツール費は無駄になりません。
sorecomaが導入を勧めるかどうかも、月商などの金額では決めていません。広告運用やセグメント配信、ステップ配信を回す前提があれば、単価が多少低い業種にも勧めます。Lステップが要らなくなりやすいのは、次のようなケースです。
- 飲食店やサロンなどの店舗が、広告を使わず、来店したお客様の再来店を増やすためにLINEを使う
- ブロックされていない友だちが100名未満で、担当者1名では運用が止まっている
- 目的が既存のお客様とのコミュニケーションやお知らせで、配信を分ける必要がない
再来店が目的の店舗なら、リッチメニューからの予約とメニューへの導線、クーポンを設定すれば準備は終わりです。あとは週1回ほど、商品やキャンペーンを紹介すれば足ります。ここまではLINE公式アカウントの標準機能でできる範囲です。一方、Instagramや広告から入った新しい友だちを、回答に応じて分けながら予約まで案内したいなら、Lステップの出番があります。再来店と新規予約の両方を増やしたい店舗は、新規客の案内を回答で分けたいかどうかで決めると迷いません。
プランも同じ考え方です。Lステップの料金プランはスタートプラン・スタンダードプラン・プロプランの順に上位になり、使える機能が増えます。最初から上位プランにする必要はありません。sorecomaが支援してきたアカウントの範囲では、スタートプランからスタンダードプランに上げた例はほとんどなく、上げるときはプロプランに移っていました。
スタンダードプランが要るのは、次の機能を使いたい場合くらいです。どのプランで何が使えるか、月額はいくらかは、Lステップ公式サイトのプラン比較で確かめられます。
- セグメントリッチメニュー:友だちの属性や行動履歴に応じて、表示するリッチメニューを変える機能
- Lメニュープラス:Lステップの管理画面にあるテンプレートや素材を組み合わせて、リッチメニューを手早く作る機能
LINE公式アカウントで配信を続け、相手ごとに配信を分けたい場面が出てからLステップと構築代行を検討しても遅くありません。
会社に頼むか、フリーランスに頼むか|構築代行業者の種類と違い

業者は4種類に分けると比べやすいでしょう。検索結果にランサーズの出品ページが並ぶように、フリーランスへの依頼も今ではごく普通の選択肢です。
| 業者の種類 | 向いているケース | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Lステップ構築の専門会社 | 導線設計から任せたい | 構築の型と実績が多い | 構築後の運用は別契約になりやすいです。 |
| 正規代理店や認定資格を持つ人 | 仕様どおり正確に組みたい | Lステップの機能に詳しい | 配信の企画まで頼めるかは相手しだいでしょう。 |
| フリーランス | 設定作業だけを安く頼みたい | 費用を抑えやすく、やり取りが早い | 対応範囲と継続性を契約前に確かめます。 |
| 集客支援会社 | 友だちを集める入口から相談したい | SNSや広告と合わせて導線を組める | 構築だけなら専門会社より高くつく例もあります。 |
正規代理店とは、Lステップの提供元が設けている代理店制度に沿って、販売や導入支援をしている会社のことです。Lステップには公式の認定資格もあり、仕様に詳しい相手を探す目印になります。まず相手に代理店かどうかと資格の正式な名前を聞き、その名前をLステップ公式サイトで照らし合わせます。公式サイトで見つからなければ、Lステップの問い合わせ窓口に聞くと確実です。
フリーランスには、ランサーズやココナラといったスキルマーケットで頼めます。出品ページに価格と作業範囲、修正回数が書かれているので、条件をそろえて2〜3件見比べると金額の感覚がつかめるはずです。担当は1人です。急に連絡が取れなくなったときに備え、過去の構築実績の中身と、納品後の修正対応の条件を契約前に確かめておきます。設定内容をまとめた資料も、納品のときに受け取っておくと安心です。
集客支援会社とは、Instagramや広告で友だちを集める側の施策も扱う会社を指します。友だちの集め方から困っているなら、入口と構築をまとめて相談できる集客支援会社が向いています。この記事を書いているsorecomaも集客支援会社なので、比べるときはほかの種類の業者からも見積もりを取ると判断が偏りません。
会社とフリーランスのどちらが正解かではなく、頼みたい作業範囲と、社内に担当者がいるかで選んでください。設計は自社で決められて設定だけ頼みたいなら、フリーランスか正規代理店で足ります。設計から任せたいなら専門会社を選ぶのが近道です。運用まで続けて任せたいなら、どの種類の業者でも運用支援を契約に含められるかを聞き、月額と作業範囲を並べて比べるのがおすすめです。
失敗しないLステップ構築代行業者の選び方

Lステップ構築代行業者は、2〜3社に同じ条件で見積もりを頼み、実績の中身と見積もりの条件、管理権限の3点で比べると選びやすくなります。その前に見ておきたいのが、Lステップを入れるかどうかから一緒に考えてくれるかです。
sorecomaは、広告運用やセグメント配信を求める相手には導入を勧め、再来店だけが目的の店舗には勧めていません。相手の予算に対してツール費が重荷にならないかも見てきました。相談したときに、Lステップが要らないケースも理由と一緒に説明してくれる業者なら、構築のあとも話が通じやすいでしょう。
同じ業種・同じ目的での構築実績があるかを確認する
実績は件数ではなく、自社と同じ業種、同じ目的の構築例があるかで見ます。美容院の予約導線と、BtoB(会社を相手にした商売)の資料請求の導線では、タグの分け方もシナリオの長さもまるで違うからです。
画面の見栄えは二の次です。見るのは、構築したあとにどの数字が動いたかという点に尽きます。友だち数や予約数、問い合わせ数がどう変わったかを説明できない業者は、作るところまでしか見ていないと考えてよいでしょう。問い合わせでは、次の4つを聞くと実績の中身がつかめるはずです。
- うちと近い業種で、予約や問い合わせを増やす構築をしたことはありますか
- その構築では、どんな導線を組みましたか
- 構築後、友だち数や予約数はどう変わりましたか
- 引き渡し後、そのアカウントは今も配信を続けていますか
最後の質問に具体的に答えられる業者は、構築後の活用まで見ています。フリーランスに頼む場合も、同じ質問で過去の構築実績を確かめておけば見極めやすいでしょう。
見積もりは作業範囲・修正回数・引き継ぎをそろえて比べる
見積もりを比べる前に、作業範囲と修正回数、引き継ぎの内容を同じ条件にそろえておくのがおすすめです。条件が違うまま金額だけを見ると、作業の少ない業者が安く見えるだけだからです。問い合わせのときは、次の項目を各社に同じ形で聞いておきましょう。
- 導線設計を含むか、決まった設計を設定するだけか
- シナリオ、回答フォーム、リッチメニューをそれぞれいくつ作るか
- 配信文の作成とリッチメニュー画像のデザインを含むか
- 修正は何回まで費用に含まれるか
- 動作テストを誰が受け持つか
- 納品後に操作マニュアルや説明の時間があるか
- Lステップ・LINE公式アカウントの利用料が見積もりに入っているか
ここで差が出ます。修正が1社は2回まで、もう1社は無制限なら、同じ金額でも中身は違います。金額に差が出たら、まず設計と制作物の行を見比べてください。費用が変わる理由で見たとおり、設計の深さと制作物の範囲は、含めるかどうかが業者ごとに分かれる項目です。
アカウントの管理権限が自社に残るかを確認する
LINE公式アカウントとLステップは自社名義で契約し、業者には操作の権限だけを渡します。名義が自社にあれば、依頼先を変えても友だちリストや設定をそのまま使えるからです。反対に名義が業者側にあると、引き継げなくなるおそれがあります。権限とは、管理画面のどこまでを触ってよいかの許可のことです。
LINE公式アカウントは、管理画面から外部の担当者をメンバーとして招待し、権限を付けられます。Lステップも同じく、自社が契約者になったうえで業者に操作を任せる形が安全でしょう。フリーランスとの契約が終わった翌日も、名義が自社にあれば設定はそのまま残ります。
契約前には、アカウントの契約者が誰になるかと、契約が終わったときに業者の権限をどう外すかを確かめておきます。すでに業者の名義で契約しているなら、名義を自社に移せるか、移したあとも友だちリストが残るかを先に問い合わせると安心です。
友だちリストは自社の資産なので、名義だけは最初に自社でそろえておくのが確実です。
構築したLステップを活用できず、成果が出ない3つの理由

初期構築を外注して引き渡したあと、自社運用でつまずく原因は、構築の出来よりも「引き渡し後に誰が触り、どう活用を続けるか」にあります。原因は人の側です。よく起きる失敗は次のとおりで、どれも依頼の段階で手を打てます。
運用まで業者に頼むか自社で回すかは、マーケティングに通じた担当者が社内にいるかで決めると迷いません。配信の企画から反応が悪いときの打ち手まで考えるには、WebとSNS、広告にまたがる知識が要ります。社内に詳しい人がいなければ、企画と改善は運用支援に任せ、自社は配信内容の確認を受け持つ分け方ができます。運用支援の月額は各社で違うので、構築の見積もりと一緒に聞いておけば予算を組めるでしょう。
理由1:新しい流入経路が増えても、自社で設計・設定できない
入口を足すたびに、成果が見えなくなる失敗です。流入経路とは、友だちが入ってくる入口のことです。広告媒体や新しいLP(広告から飛んだ先の1枚のWebページ)を足しても、自社では設定できません。入口ごとのタグ付けや友だち追加時のあいさつの出し分けは、構築時に作った入口の分しか用意されていないからです。
Instagram広告を新しく始めて1か月たったとします。広告から来た友だちに専用のタグが付かなければ、広告経由の予約が何件あったかを数えられません。どの入口が効いたのか分からないまま、毎月の広告費を払い続けることになります。そもそも友だちが集まらなければ、どれだけ作り込んだLステップも出番がありません。
依頼するときは、入口を1つ足すときの設定手順を引き継ぎ資料に入れてもらうと安心です。広告やLPを増やす予定があるなら、友だちを集める施策まで相談できる業者かも、依頼前に聞いておけば判断に迷いません。
理由2:タグやアンケートの分け方を変えたくても、操作が分からない
商品やターゲットが変わってタグやアンケートを直したいのに、自社では手を付けられなくなる失敗です。なぜその分け方にしたのか、どの画面を触れば直るのかが、引き渡しの時点で共有されていないからです。
新メニューを出したのに、回答フォームの選択肢が古いまま残っているケースは珍しくありません。設定どうしがつながっているので、どこが何に効いているかを知らないまま触ると、別のシナリオの配信先まで変わることがあります。直す前に設計の資料で関係を確かめ、分からない所だけ構築した業者に聞けば防げます。
対策は、設計の意図まで納品物に残してもらうことです。「このタグは何のために付けるのか」「この質問の答えでどの配信に分かれるのか」を一覧にした資料があれば、6か月後に担当者が替わっても直せるでしょう。大きな変更に備えて、修正を相談できる窓口を契約に含めておくと慌てずに済みます。
理由3:配信と分析が止まり、構築前と同じ運用に戻ってしまう
社内の手が足りずに定期配信が止まり、分析もできないまま以前と同じ運用に戻ってしまう失敗です。構築で作った分岐やシナリオは、配信を続けて数字を見ながら直さないと成果を生みません。
原因は人手です。担当者が本業と兼任だと、繁忙期に配信が1か月空き、そのまま再開されないこともよく起こりました。数字の見方が分からないままだと、せっかく付けたタグも使われず、全員に同じ内容を送る一斉配信に戻ってしまうでしょう。
構築と同時に、配信の担当者と頻度、毎月見る数字(友だち数や予約数)を決めておいてください。週1回の配信を誰が書くかまで決まっていれば、引き渡しの翌月から止まらずに回ります。社内に担い手がいなければ、運用支援を組み合わせる方法もおすすめです。
LINE運用代行に頼める業務と費用の目安は、次の記事にまとめました。

Lステップの導入判断とLINE運用ならsorecomaにお任せ
sorecomaは、株式会社hedgeが運営する集客支援サービスです。LINE公式アカウントのステップ配信やクーポン設計で、再来店と、お店を気に入って通い続けてくれるお客様づくりを支えます。友だちを集める入口も、Instagram運用やSNS広告、インフルエンサーに店を紹介してもらう依頼(インフルエンサーキャスティング)でつくります。広告の遷移先のLPやバナーまで1社で作るので、入口から配信までまとめて任せる契約なら、ご担当者の手間は月数回の投稿確認が中心です。
飲食店を中心に、美容院や整体サロン、通販など店舗系とtoC系のご支援が多く、対応エリアは全国です。1か月だけ運用を任せるスポット運用や、予算に合わせた部分的なご依頼にも対応しています。費用は作業範囲で変わるため、無料相談で今の状況を伺ってからお見積もりをお出しする流れです。
「Lステップを入れるべきか、LINE公式アカウントのままでいいのか決められない」「構築してもらったのに配信が止まっている」といったご相談も、今の友だちの集め方から一緒に整理します。sorecomaのサービスページから、無料相談をお申し込みください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
Lステップ構築代行の費用は、初期構築だけなら20〜40万円ほどで、設計の深さと作り込む量、デザインの範囲で上下します。業者は実績の中身と見積もりの条件をそろえて比べ、アカウントの名義が自社に残るか、構築後の運用と活用を誰が担うかまで確かめておきます。構築費の安さだけで決めると、引き渡しのあとに配信が止まりがちです。
状況ごとの次の一手は次のとおりです。
- 再来店を増やすことだけが目的で、配信を分ける予定がないなら、まずLINE公式アカウントの標準機能で始める
- Lステップが要るか迷うなら、見積もりの前にその点から業者に相談する
- 設計から任せたいなら、専門会社か集客支援会社に導線設計を含めた見積もりを頼む
- 設計は自社で決められるなら、フリーランスや正規代理店に設定作業だけを見積もってもらう
- 社内に運用の担い手がいないなら、運用支援まで含めた見積もりを2〜3社から取る
問い合わせの前に、導線設計の章で挙げた4つの項目をメモにまとめておきます。選び方の章の質問と一緒に、2〜3社へ同じ内容で送れば、見積もりを横に並べて比べられます。そのとき初期構築費に加えて、運用支援の月額と、自社に合うLステップのプランも聞いておくと、毎月の予算まで組めるでしょう。



