「LINE公式アカウントは作ったものの、何のために運用しているのか社内で説明できない」
思いついたときにクーポンやお知らせを流すだけになり、配信が数週間止まっている。そんなLINE公式アカウントを抱えた店舗や中小企業は珍しくありません。
sorecomaが支援したジンギスカン専門店では、運用の目的を再来店促進に定め直したことでリピート率が約20%から32%へ改善しました。新しい機能を足したわけではなく、決める順番を変えただけでした。
LINE運用方法には、準備から改善まで決まった順番があります。順番どおりに進めれば、専任の担当者がいない会社でも回せる形になるでしょう。
この記事では、LINE公式アカウントの運用方法を5ステップに分け、目的別の活用方法と成果事例まで解説します。
LINE公式アカウントの運用方法|成果までの全体像を5ステップで押さえる

LINE公式アカウントの運用は、機能の多さではなく進める順番で差がつきます。手順に入る前に、全体像と自社の現在地を確かめておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
LINE公式アカウントの運用は「準備→開設→友だち集め→配信→改善」の5ステップで進む
LINE公式アカウントの運用は、「準備→開設→友だち集め→配信→改善」の5ステップで進めます。友だちが集まる前に配信の中身を作り込んでも、届く相手がいないからです。
- ステップ1|準備:運用の目的と届ける顧客、KPIを決める
- ステップ2|開設:アカウントの開設と初期設定、料金プランの選択
- ステップ3|友だち集め:店頭・Web・広告・特典で追加の導線をつくる
- ステップ4|配信:メッセージの型を決めて、ユーザーに届け続ける
- ステップ5|改善:開封率やブロック率を見て、次の配信に反映する
止まっているアカウントの多くは、ステップ1を飛ばしてステップ4から始めています。配信の工夫より先に、目的と友だちの数を整えるほうが近道です。
手順に入る前に確かめたい3つの現在地(目的・友だち数・使える時間)
現在地は「目的」「有効な友だち数」「運用に使える時間」の3つで測ります。組み合わせによって、次に打つべき手が変わるからです。
sorecomaでは、ブロックされていない有効な友だち数が100名未満で、担当者1名のリソース不足により運用が止まっている場合、Lステップのような拡張ツールは導入しないと判断しています。リピート改善ではなく「既存顧客とのコミュニケーション」が要望の中心である場合も同じ判断。まず友だちを集め、LINE公式アカウントの標準機能で配信を続けるほうが、成果までの距離は短くなります。
【ステップ1】LINE公式アカウントの運用目的と、届ける顧客を決める

LINE公式アカウントの運用でつまずく原因の大半は、ステップ1にあります。目的と届ける顧客を先に決めれば、配信内容も指標も自然に決まるでしょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
運用の目的を「再来店」「問い合わせ獲得」など1つに絞る
運用の目的は1つに絞ります。配信の中身もリッチメニューの構成も見るべき指標も、目的が決まって初めて形になるからです。
sorecomaに届く相談で多いのは、リピート改善のためにLINE公式アカウントを使いたい店舗型ビジネス、つまり飲食店やサロンです。集客に広告を使わず、来店した顧客の再来店の回数と頻度を上げたいというご相談であれば、拡張ツールの高度な機能はほとんど出番がありません。リッチメニューからの予約・メニュー動線・クーポンを整え、週1回程度の定期配信(商品やメニューの紹介、キャンペーン告知)を続けるだけで足ります。
届ける顧客像からKPIを逆算し、配信頻度と担当者まで運用ルールにする
KPIは目的から逆算します。友だち数だけを追うと、数が増えても売上が動かない運用に陥るからです。
- 再来店・リピート促進:LINE経由の予約数、再来店率
- 休眠顧客の掘り起こし:3ヶ月以上来店のない顧客からの予約数
- 問い合わせ・予約獲得:友だち獲得単価、面談や予約の獲得単価
- 認知づくり・ファン化:メッセージの開封率、リンクのクリック数
追う数字を決めたら、配信する曜日と時間、原稿を作る担当者、確認する人までを運用ルールとして書き出します。担当者が代わっても同じ運用が続く状態にしておくことが、続ける仕組みそのものです。
【ステップ2】LINE公式アカウントの開設と初期設定でやること

LINE公式アカウントの開設は無料で、当日中に配信できる状態まで進みます。最初の設定でユーザーの第一印象が決まるため、開設と同時に整えたい項目を押さえましょう。
- アカウント開設の手順と、認証済アカウントへの切り替え
- あいさつメッセージとプロフィールで最初の印象を決める
- 料金プランは月のメッセージ配信数から逆算して選ぶ
- リッチメニューで「最初に見せる導線」をつくる
それぞれ詳しく解説していきます。
アカウント開設の手順と、認証済アカウントへの切り替え
LINE公式アカウントの開設は無料で、当日中に完了します。LINEビジネスIDを登録し、アカウント名・業種・地域を入力すれば、その場で配信できる状態になるからです。
開設後は、認証済アカウントへの切り替えも申請しておきます。認証済アカウントとは、LINEヤフーの審査を通過した事業者向けのアカウントのこと。LINEアプリ内の検索結果に表示され、友だち追加用のポスターやノベルティといった販促ツールも使えるようになります。審査には数営業日かかるため、開店日や配信開始日から逆算して申し込んでください。
あいさつメッセージとプロフィールで最初の印象を決める
あいさつメッセージとは、友だち追加の直後に自動で届く最初の1通です。アカウントの中で最も読まれるメッセージのため、「何が届くアカウントか」と「今すぐ使える特典」の2点に絞ります。
プロフィールには住所・電話番号・予約リンクを入れ、初めて開いたユーザーが迷わない状態にしておきましょう。営業時間や定休日など問い合わせの多い内容は応答メッセージに登録しておくと、電話対応の手間も減ります。
料金プランは月のメッセージ配信数から逆算して選ぶ
料金プランは機能差ではなく、月に送るメッセージの通数から逆算して選びます。3つのプランで使える機能は同じで、違いは追加費用なしで送れる通数だけだからです。
- コミュニケーションプラン:月0円・200通まで
- ライトプラン:月5,500円・5,000通まで
- スタンダードプラン:月21,780円・30,000通まで(超過分は従量課金)
通数は「友だち数×月の配信回数」で計算します。友だち100人に週1回送れば月400通となり、無料枠の200通では足りません。
拡張ツールのLステップを併用する場合も、選び方の考え方は同じ。sorecomaが新規導入を支援するクライアントには、プランによって月額費用が大きく変わるため、スタートプランを勧めることが多くあります。自動タグ付け・セグメント配信・カレンダー予約機能を中心に使う段階では、上位プランを取っても使い切れないからです。最初からプロプランを勧めるのは、相談の時点ですでに広告運用で集客していて、LINE公式アカウントに追加したユーザーの購入や予約を計測できていない場合になります。
リッチメニューで「最初に見せる導線」をつくる
リッチメニューとは、トーク画面の下部に固定表示されるメニュー画像です。ユーザーが最も目にする場所のため、目的に直結する行動を左上に配置します。
再来店が目的なら「予約する」、問い合わせ獲得が目的なら「無料相談する」。6分割の枠をすべて埋める必要はなく、押してほしいボタンを大きく取るほうが実際に押されます。空いた枠には「メニューを見る」「アクセス」など、来店前に確認されやすい情報を入れておきましょう。
【ステップ3】LINE公式アカウントの友だちを増やす4つの導線

友だちが100人に届かないうちは、配信の工夫より友だち集めが先です。LINE公式アカウントの友だちは、店頭・Web・広告・特典という4つの導線から増やします。
- 店頭のQRコード・POPで来店客をその場で友だち追加につなげる
- Webサイト・予約完了画面・SNSから友だちを継続的に集める
- 友だち追加広告(CPF)で友だち獲得のスピードを上げる
- クーポン・ショップカードで「友だちになる理由」をつくる
それぞれ詳しく解説していきます。
店頭のQRコード・POPで来店客をその場で友だち追加につなげる
来店した人をその場で友だち追加につなげる導線が、最も追加率の高い集め方です。目の前にいる相手には、追加する理由を口頭で説明できるからです。
用意するのは、卓上POP・レジ横のQRコード・会計時の一言の3点セット。「LINE公式アカウントの友だち追加で、本日のお会計が10%引きになります」のように、今すぐ受け取れる価値を言葉にするのが要点です。認証済アカウントで使えるポスターやノベルティも、店頭導線を補強してくれます。
Webサイト・予約完了画面・SNSから友だちを継続的に集める
Webサイトと予約完了画面からの追加は、一度つくれば放っておいても増え続ける導線です。来店前後のユーザーが、自分の意思で追加してくれるからです。
設置する場所は、公式サイトのヘッダーとフッター、予約完了メールと完了画面、Instagramのプロフィールリンク、Googleビジネスプロフィールの5か所。予約完了画面には「予約内容の確認とリマインドをLINEで受け取れます」と添えると、追加される割合が上がります。
友だち追加広告(CPF)で友だち獲得のスピードを上げる
友だち追加広告(CPF)とは、友だち追加が発生したときだけ費用がかかる広告メニューです。追加1件あたりの単価を決めて出稿できるため、友だち獲得単価を管理しながら短期間で数を伸ばせます。
sorecomaが支援した移動スーパーの新規事業では、LINE公式アカウントの開設と広告運用を並行し、友だち1,582人を獲得単価約125円で集めました。商圏が決まっている店舗なら、配信エリアを来店可能な範囲に絞り込むのが前提。エリアを広げるほど単価は上がり、来店しない友だちが増えていきます。
クーポン・ショップカードで「友だちになる理由」をつくる
友だちになる理由は、特典で用意します。「お得な情報が届きます」という案内では、通知が増えるだけだと受け取られるからです。
使いやすいのはクーポンとショップカードの2つ。ショップカードとは、来店ごとにポイントがたまるLINE公式アカウントの機能で、紙のスタンプカードをそのまま置き換えられます。初回クーポンで追加のきっかけをつくり、ショップカードで通い続ける理由を残す組み合わせが基本形。麻布の羊でも、この2つの設計が再来店の軸になりました。
【ステップ4】LINE公式アカウントでユーザーに反応されるメッセージ配信をつくる

友だちが集まったら、配信の中身を決める番です。反応されるメッセージには型があり、型を持つと毎回ネタを考える時間がなくなります。
- 配信は「お知らせ」から脱し、メッセージの型を3〜4つ持つ
- セグメント配信・ステップ配信でユーザーごとに内容を出し分ける
- 機能は単体で使わない|リッチメニュー×アンケート×ステップ配信の組み合わせ方
- ブロックされにくい配信頻度と時間帯の決め方
それぞれ詳しく解説していきます。
配信は「お知らせ」から脱し、メッセージの型を3〜4つ持つ
配信の反応が落ちる最大の原因は、内容が「お知らせ」に偏ることです。店舗都合の連絡ばかり届くと、ユーザーは開く理由を失います。
- 役に立つ情報:季節メニューの選び方、体のケア方法など
- 限定オファー:友だち限定クーポン、先行予約の案内
- 舞台裏:仕入れ・スタッフ・制作の様子
- 参加型:アンケート、診断、投票
4つの型を順番に回せば、月4回配信しても内容が重なりません。毎回ネタを考えるのではなく、決めた型に当てはめる運用へ切り替えるのが継続の条件です。
セグメント配信・ステップ配信でユーザーごとに内容を出し分ける
セグメント配信とは、友だちの属性や行動で対象を絞って送る機能です。全員へ同じ内容を送るより、自分に関係があると感じたユーザーだけに届くほうが、開封率もブロック率も改善します。
ステップ配信は、友だち追加や特定の行動を起点に、用意しておいたメッセージを日数差で自動送信する機能。初回来店のお礼、3日後の使い方案内、2週間後の再来店クーポンという流れを一度組めば、あとは自動で届きます。整体サロン シンユウでも、施術の数日後に体の状態を思い出してもらうフォローアップのシナリオ配信を使いました。
機能は単体で使わない|リッチメニュー×アンケート×ステップ配信の組み合わせ方
LINE公式アカウントの機能は、単体で使うと効果が小さくなります。リッチメニュー・アンケート・ステップ配信は、ユーザーの行動を次の行動へつなぐ1本の導線として組み合わせます。
組み立ては、入口・仕分け・追いかけの3層。入口はアンケートや診断コンテンツで、答えてもらうと同時に興味の中身がタグとして残ります。仕分けはタグ別のステップ配信が担い、興味に合う内容だけを届ける層。追いかけはリッチメニューとリマインド配信で、いつでも予約や購入に戻れる場所を用意します。株式会社エイチ・アンド・ジェイの片づけタイプ診断も、合同会社Pay It Forwardの給付金診断アンケートも、この3層でつながった設計でした。
ブロックされにくい配信頻度と時間帯の決め方
配信頻度は週1回を基準に決めます。月1回では存在を忘れられ、週3回を超えると通知の多さだけが記憶に残るからです。
時間帯は、飲食店なら来店先を決める夕方、サロンや整体なら予約を検討する昼休みと夜が目安。ブロックは頻度そのものより、関係のない内容が続いたときに起こります。配信のたびにブロック率を確認し、増えた回の内容を型から外していけば、送る回数を減らさずに改善できるでしょう。
【ステップ5】LINE公式アカウントの成果を測る指標と改善の進め方

配信が続き始めたら、数字で判断する段階に入ります。LINE公式アカウントの管理画面で見る指標を3つに絞ると、改善の手が止まりません。
それぞれ詳しく解説していきます。
開封率・ブロック率・友だち獲得単価の見方と目安
見るべき指標は開封率・ブロック率・友だち獲得単価の3つです。配信の中身、友だちとの関係、集め方の効率が、それぞれ1つの数字に表れるからです。
目安はsorecomaの支援実績から置けます。診断コンテンツを起点に設計したLINE公式アカウントでは投稿開封率が平均83.41%、友だち獲得単価は移動スーパーの事業で約125円、退職給付金サポートのサービスで約2,500円でした。単価は業種と商品単価で大きく変わるため、他社の数字より自社の前月比を基準にするほうが判断を誤りません。
配信1本ごとにユーザーの反応を振り返り、次の配信に反映する
振り返りは、配信1本ごとに行います。月末にまとめて見ても、どのメッセージが効いたのか分からなくなるからです。
記録するのは、配信日時・型・開封率・クリック数・その日の予約数の5項目だけ。1行で残しておけば、3ヶ月後には反応の良い型と時間帯が見えてきます。ユーザーの反応が良かった配信は、写真と文面を変えて2ヶ月後にもう一度使えば、制作の手間もかかりません。
成果が動き始めるまでの期間の目安
成果が動き始めるまでの目安は2ヶ月です。すでに来店経験のある顧客に届く運用なら、友だちを集め直さなくても来店のタイミングで反応が返ってくるからです。
肉酒場ケナシバでは、LINE公式アカウントの役割を再来店促進に定めて配信内容・クーポン・予約導線を整理した結果、LINE経由の予約数が9月の4件から11月には14件へと約3.5倍に増えました。3ヶ月続けて数字が動かない場合は、配信の回数ではなく目的と届ける相手を見直します。
目的別に変わるLINE公式アカウントの活用方法と成果事例

ここまでの5ステップは共通ですが、目的が変われば集めるべき友だちも配信の中身も変わります。4つの目的別に、LINE公式アカウントの活用方法と実際の成果を紹介します。
- 再来店・リピート促進での活用|週2回の配信を仕組み化した飲食店
- 休眠顧客の掘り起こしでの活用|運用2ヶ月で5名が再来院した整体サロン
- 問い合わせ・予約獲得での活用|友だち獲得単価と面談予約単価で設計する
- 認知づくりとファン化での活用|診断コンテンツから友だち1.1万人
それぞれ詳しく解説していきます。
再来店・リピート促進での活用|週2回の配信を仕組み化した飲食店

再来店が目的なら、追うのは友だちの数ではなく来店経験のある顧客の再訪率です。新規客を集める媒体と役割を分け、LINE公式アカウントは来店後の関係づくりに専念させます。
ジンギスカン専門店の麻布の羊は、新規来店こそ安定していたものの再来店につながらず、配信も場当たり的になっていました。運用の目的を再来店促進に再定義し、ショップカードとクーポンを設計し直したうえで、週2回の配信とイベント告知を誰でも再現できる形へ落とし込みます。リピート率は約20%から32%へ改善し、現場でも「前にも来ました」と声をかけられる場面が増えました。

休眠顧客の掘り起こしでの活用|運用2ヶ月で5名が再来院した整体サロン

3ヶ月以上来ていない休眠顧客は、リストの中で最も反応が取りやすい相手です。一度サービスを体験しているため、思い出してもらうだけで予約につながります。
整体サロン シンユウは、売上が以前より2〜3割落ち込み、外部の集客媒体への依存にも不安を抱えていました。LINE公式アカウントを情報配信の場から来院導線へ設計し直し、予約動線を分かりやすくしたリッチメニューの新設、週1回の投稿代行、施術後のフォローアップ配信を組み合わせます。運用2ヶ月で3ヶ月以上来院のなかった顧客5名の予約が入り、売上と来院数が前月から増加しました。

問い合わせ・予約獲得での活用|友だち獲得単価と面談予約単価で設計する

問い合わせ獲得が目的の場合は、広告からLINE公式アカウント、面談予約までを1本の導線として数字で見ます。友だち獲得単価と面談予約単価の2つが分かれば、どこで止まっているかを特定できるからです。
退職給付金申請サポートを立ち上げた合同会社Pay It Forwardは、広告・LP・LINEを揃えていたのに申し込みが伸びず、原因の所在も見えない状態でした。集客から面談予約までの導線を分解し、給付金診断アンケートとシナリオ配信、リマインド配信、リッチメニューを設計し直します。ボトルネックが数字で見えるようになった結果、面談予約単価は約10,000円まで改善しました。

認知づくりとファン化での活用|診断コンテンツから友だち1.1万人

認知とファン化が目的なら、配信は「売る場所」ではなくユーザーが自分から情報を取りに来る場所にします。参加型のコンテンツを入口に置くと、興味の中身まで分かるからです。
株式会社エイチ・アンド・ジェイは、ファンとの接点がYouTubeやSNSに分散し、継続的につながる導線がありませんでした。LINE公式アカウントを新たに立ち上げ、片づけタイプ診断の設置とタイプ別の情報提供、購入導線を整理したリッチメニュー、日常で役立つ片づけ情報の定期配信を用意します。友だち追加数は11,831人に達し、商品ページへの遷移は6,470回を記録しました。

LINE公式アカウントの運用が続かない原因と、任せる範囲の決め方

手順どおりに始めても、3ヶ月で止まるLINE公式アカウントは珍しくありません。続かない原因は担当者のやる気ではなく、仕組みと分担の設計にあります。
- 配信ネタが尽きる問題は「メッセージの型のストック」で解決する
- 月にやることを固定し、運用にかかる工数を読めるようにする
- 自社で回す範囲と、拡張ツール・運用代行に任せる範囲を分ける
- 支援の現場で見えた、LINE公式アカウントの運用が続く会社の共通点
それぞれ詳しく解説していきます。
配信ネタが尽きる問題は「メッセージの型のストック」で解決する
配信ネタが尽きるのは、毎回ゼロから考えているからです。型を4つ持ち、型ごとに使える素材をためておけば、考える作業が素材を選ぶ作業に変わります。
ためる素材は、料理や施術中の写真、スタッフの一言、よく聞かれる質問、季節の予定の4種類。撮影のタイミングを「仕込み中」「新メニューを出す日」のように決めておくと、素材が切れません。3ヶ月分のメッセージをまとめて下書きしておけば、忙しい月も配信が止まらずに済むでしょう。
月にやることを固定し、運用にかかる工数を読めるようにする
工数が読めないと、LINE公式アカウントの運用は後回しになります。月にやることを固定すれば、作業時間は月3〜4時間に収まります。
- 月初:今月の配信4本の内容と日程を決める(60分)
- 毎週:配信1本の作成と送信(20分×4回)
- 月末:開封率・ブロック率・予約数の記録と振り返り(30分)
予定表に先に入れてしまえば、担当者が代わっても同じ時間で回せる運用になるでしょう。
自社で回す範囲と、拡張ツール・運用代行に任せる範囲を分ける
自社で持つべきなのは、目的の決定と現場の情報です。配信の設計や分析、拡張ツールの運用は外に出しても成果は落ちません。
sorecomaでは、支援会社に任せつつ、支援会社が何をやっているのか、どんな考えで判断しているのかを、いい意味で盗むつもりで依頼することを勧めています。任せている間に自社は本来やるべき仕事へ集中でき、同時に運用の考え方が社内に残るからです。丸投げでも全部自前でもなく、判断は自社・実務は支援会社という分け方が現実的でしょう。
支援の現場で見えた、LINE公式アカウントの運用が続く会社の共通点
sorecomaが支援してきた中で、運用が続く会社には共通点が3つあります。目的が1つに絞られていること、配信する曜日が決まっていること、見る指標が予約数や来院数といった現場の数字になっていることです。
止まる会社は「とりあえず情報発信」のまま始め、友だち数だけを眺めがち。飲食店でも整体サロンでも新規事業でも、成果が出た案件はいずれも役割を1つに決めたところから動き始めました。機能を増やす前に、自社の目的を1行で言い切れるかどうかを確かめてください。
LINE公式アカウントの運用設計から配信までならsorecomaにお任せ
sorecomaは、株式会社hedgeが運営するSNS・LINE運用のワンストップパッケージです。飲食店を中心に、美容院、整体サロン、通販・D2C、移動スーパー、退職給付金サポートなど幅広い業種のLINE公式アカウントを全国で支援してきました。運用目的の再定義からリッチメニュー・クーポンの設計、ステップ配信、友だち追加広告の運用までを1社で担当し、広告の遷移先になるLPやバナーの制作まで対応します。
「何から始めればいいか分からない」「配信が続かず放置したままになっている」というご相談を多くいただきます。1ヶ月のスポット運用や、設計だけ・配信だけといった部分依頼も可能。クライアント側の工数は月数回の確認のみで回せる体制をつくります。まずはsorecomaのサービスページから無料相談をご利用ください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
LINE運用方法は、準備・開設・友だち集め・配信・改善の5ステップで進みます。つまずく場所のほとんどはステップ1で、原因は運用の目的を1つに絞れていないこと。
目的が決まれば、集めるべき友だちも、メッセージの型も、見る指標も自動的に決まります。再来店促進ならリピート率、問い合わせ獲得なら面談予約単価というように、追う数字を1つ決めて週1回の配信を3ヶ月続けてください。
まずは自社の目的・有効な友だち数・使える時間の3つを書き出すところから始めましょう。



