飲食店の2階はダメ?2階店舗(空中階)で集客する方法10選と向く業態

2階店舗(空中階)の集客方法10選|メリット・デメリット・注意点まで徹底解説

「2階のお店ってどうやったらお客様に知ってもらえるのか?」

「なかなかお店に気がついてもらえない……。」

2階店舗(空中階)は、路面に面していないため『どうやってお客様に気づいてもらうか』という課題を抱えやすい立地です。

看板を出しても場所が分かりにくく、偶然の来店も少ないことから、多くの店舗オーナーが集客に悩んでいます。

結論からお伝えすると、飲食店は2階だとダメと言われがちですが、業態と集客の組み立て方次第で十分に集客できます。

この記事では、次のことが分かります。

  • 飲食店の2階が不利になる3つの理由
  • 2階店舗(空中階)に向いている業態・向いていない業態
  • 2階へ案内する看板の書き方と置き場所
  • 2階店舗(空中階)の集客方法10選

本記事では、2階店舗(空中階)の課題やメリット・デメリットを整理し、具体的な集客方法や注意点について解説します。

知識が少ない方でも理解しやすく、実践に活かせる内容をまとめました。2階店舗(空中階)集客に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

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目次

飲食店の2階はダメ?2階店舗(空中階)の集客が難しい3つの理由

2階店舗(空中階)の集客の課題とは?に関する画像

飲食店の2階は、2階だからという理由だけで一律にダメなわけではありません。不利になるのは、通りがかりのお客様の来店に売上を頼る業態です。予約や目的来店が中心の業態であれば、路面店より抑えられる賃料の差を、案内看板やGoogleマップ、SNSなどの集客に回すことで十分に戦えます。まずは、2階店舗(空中階)の集客が難しくなる3つの理由を押さえておきましょう。

通りから店が見えず、存在に気づかれにくい

路面店では、通りを歩く人が店構えや看板を見て「ここに入ってみよう」と決める来店が日常的に起こります。2階店舗(空中階)は通りから店内が見えないため、この「見かけたから入る」来店がほとんど起きません。ビルの前を毎日通る人でも、2階に飲食店があること自体に気づいていないケースは珍しくありません。存在を知ってもらう工夫をしなければ、来店の候補にすら入らないことが最初の壁です。

階段・エレベーターを上がる心理的ハードルがある

2階の店に入るには、階段やエレベーターを使って上がる必要があります。中の様子が分からないまま階段を上がるのは、初めてのお客様にとって想像以上に勇気がいる行動です。エレベーターの場合も、待ち時間や「乗った先がどうなっているか分からない」という不安が足を止める原因になります。路面店なら数歩で済む来店が、2階店舗では一段階ハードルの高い行動になってしまいます。

店内の雰囲気・メニュー・価格が外から分からない

路面店であれば、窓越しに店内の雰囲気や混み具合を確かめたり、店頭のメニューで価格を見たりしてから入れます。2階店舗では、こうした情報が外から分からないまま来店を決めなければなりません。「上がってみて合わなかったら出にくい」という来店前の不安は、特に初めてのお客様の来店をためらわせます。予算や雰囲気が読めない店は、候補に挙がっても選ばれにくくなります。

ただし、この3つはどれも後半で紹介する集客方法で補えます。気づかれにくさはビル入口の案内看板、上がる不安は店舗までの導線サイン、外から分からない情報はGoogleマップやSNSでの発信で解消していきましょう。

2階店舗(空中階)のメリット

2階店舗(空中階)のメリットに関する画像

2階店舗(空中階)は路面店に比べて集客面での課題がある一方で、運営に役立つメリットも持っています。

特に、賃料を抑えられることや、落ち着いた環境を提供できる点は店舗経営にとって大きな強みです。

経営コストの削減や顧客にとって快適な空間づくりにつながることから、店舗運営を考えるうえで見逃せない要素といえるでしょう。

2階店舗(空中階)は、コスト面と環境面で魅力を持つ点が特徴です。以下で詳しく見ていきましょう。

賃料が比較的安くなる

2階店舗(空中階)は、同じエリアにある路面店と比べて賃料が安く設定されることが一般的です。これは、通行人から見つけにくく自然な集客につながりにくい点が理由とされています。

経営者にとっては、固定費を抑えながら店舗を運営できる点が大きなメリットです。特に初めてお店を開く方や、経費をできるだけ減らしたい事業者にとっては負担を軽減できる選択肢となります。

さらに、節約できた費用を広告やサービスの充実に活用すれば、集客力を高めることも可能です。

周囲の騒音が少なく居心地が良くなる

路面に比べて交通量や人通りの影響を受けにくいため、静かな環境を確保しやすいのが2階店舗(空中階)の特徴です。

通りに面した店舗では車の音や人々の話し声が店内に届きやすいですが、2階に位置することでそのような騒音が軽減され、落ち着いた空間を提供できます。

飲食店であれば、会食やデート、宴会など、周りを気にせず落ち着いて過ごせる席が求められる利用シーンと相性が良い環境です。

ほかにも、リラクゼーションサロンやカフェ、美容関連の店舗など、静けさや快適さが求められる業種に適しています。

居心地の良さは顧客の滞在時間を長くし、リピーターの増加につながる重要な要素です。快適な環境を整えられる点は、2階店舗ならではの強みといえるでしょう。

2階店舗(空中階)のデメリット

2階店舗(空中階)のデメリットに関する画像

2階店舗(空中階)はコスト面での魅力がある一方で、運営上の課題も存在します。特に、集客に直結する部分で不利になりやすく、工夫を怠ると成果につながりにくい点が特徴です。

ここでは、具体的にどのようなデメリットがあるのかを確認していきましょう。

これらはどちらも集客に影響を及ぼす要因であり、店舗運営を成功させるには理解しておく必要があります。

存在に気づかれにくい

通りを歩く人の目に入りにくいため、路面店と比べると存在が気づかれにくいという2階店舗(空中階)ならではの課題があります。

たとえ看板を出していても、建物の位置や周囲の状況によって目に留まらない場合があります。そのため、店舗の存在を知ってもらうまでに時間がかかり、集客が思うように進まないケースも少なくありません。

特に初めて利用する人にとって、入口や場所が分かりにくいと来店へのハードルが高くなります。

このような立地特性を補うためには、情報発信を積極的に行い、わかりやすい導線を整えることが欠かせません。

偶然の来店が少ない

2階店舗(空中階)は、通行人がふらっと立ち寄る機会が少ない点が大きなデメリットです。

路面店であれば『たまたま見かけたから入ってみよう』という来店が期待できますが、空中階では階段やエレベーターを利用する必要があるため、足を運ぶまでに心理的な負担が生まれます。

その結果、集客は自然な偶然性に頼ることが難しく、事前に情報を知っている人や目的を持った人に限られがちです。

そのため、広く認知を得るためには広告やオンライン施策を積極的に取り入れる必要があります。偶然の来店が見込みにくいからこそ、計画的な施策が求められるのです。

2階店舗(空中階)に向いている飲食店・向いていない飲食店

2階店舗(空中階)で成果が出るかどうかは、立地よりも業態との相性で大きく変わります。判断の目安は、売上に占める予約客・常連客の割合、客単価、1組あたりの滞在時間の3つです。予約客や常連客が多く、客単価が高く、滞在時間が長い店ほど2階の不利を受けにくくなります。

1階と2階で物件を迷っている開業前の方は、2階を選んで浮いた賃料の差を、集客費や内装に回すという考え方も持っておきましょう。

向いている飲食店(目的来店型)

2階店舗(空中階)に向いているのは、お客様が「この店に行く」と決めてから来店する目的来店型の飲食店です。たとえば、予約中心の店、コースや宴会のある店、客単価が高く滞在時間の長い店、専門料理の店、バーなどが当てはまります。会食やデートなど落ち着いた席が求められる店も、通りの喧騒から離れた2階の環境をそのまま強みにできます。

向いていない飲食店(衝動来店型)

一方で、通りがかりのお客様の来店に売上の多くを頼る衝動来店型の飲食店は、2階では不利になります。たとえば、テイクアウト中心の店や、回転率を重視するランチ営業の店です。こうした業態は「見かけてすぐ入れる」ことが来店の決め手になるため、階段を上がる手間や外から店内が見えないことが、そのまま売上の機会損失につながります。2階で出店する場合は、予約や常連客を増やす仕組みとセットで考えましょう。

空中階で繁盛している店に共通すること

空中階で繁盛している店には、共通する3つの特徴があります。

  1. ビル入口で、何の店でいくらくらいかが分かる
  2. 来店前にSNSやGoogleマップで、入口と店内の様子を見せている
  3. LINEなどで、2回目以降の来店を仕組みにしている

どれも立地そのものを変えるのではなく、「見つけてもらう」「安心して上がってもらう」「また来てもらう」を店側で整えている点が共通しています。具体的な方法は、次の集客方法10選で解説します。

2階店舗(空中階)のおすすめ集客方法10選

2階店舗(空中階)のおすすめ集客方法10選に関する画像

路面店に比べて目立ちにくい立地条件から工夫が欠かせないのが2階店舗(空中階)です。そこで集客を安定させるためには、オンラインとオフラインを組み合わせた多角的な施策を計画的に実施することが重要となります。

次に紹介する方法は、実際に取り入れやすく効果も期待できるものばかりです。

  1. ビル入口に2階へ案内する看板を設置する
  2. 店舗までの導線サインを工夫する
  3. Googleマップで店舗情報を最適化する
  4. SNSで日常的に情報を発信する
  5. 公式サイトを整えて安心感を与える
  6. 地域のフリーペーパーや情報誌に掲載する
  7. 店舗イベントを開催して集客につなげる
  8. LINE公式アカウントと紹介特典でリピーターを増やす
  9. 店舗の外観や内装をSNS映えするデザインにする
  10. 地域企業や近隣店舗と連携する

ここからは、それぞれの方法を具体的に解説していきます。

1. ビル入口に2階へ案内する看板を設置する

2階店舗(空中階)の案内看板の役割は、ビルの前を通る人に足を止めてもらい、「2階に入ってみたい店がある」と気づいてもらうことです。看板には、次の情報を載せましょう。

  • 階数(「2F」を大きく表示する)
  • 店名と業態
  • 価格帯の目安
  • 看板メニューの写真
  • 営業中かどうか

置き場所は、1階のビル入口、階段の上り口、踊り場、エレベーターホールとエレベーター内が基本です。通行人の目線の高さに合わせ、歩いてくる向きから見える面に設置することを意識します。

あわせて「階段を上がってすぐ」など、上がった先が分かるひと言を添えると、上がる前の心理的なハードルを下げられます。

なお、ビルの共用部に看板を置けるかどうかは管理規約で決まっているため、設置前に管理会社やオーナーへ確認しましょう。道路にはみ出す置き看板は自治体のルールで制限されているため、設置場所にも注意が必要です。

2. 店舗までの導線サインを工夫する

1番目の案内看板が「足を止めてもらう」ためのものだとすると、導線サインは入口から店まで「迷わず着いてもらう」ための表示です。

2階に位置する店舗では、入口から店舗までの導線をわかりやすく示す工夫が欠かせません。

矢印や案内表示を設置することで、お客様が迷わずたどり着けるようになり、来店のハードルを下げられます。

たとえば、階段やエレベーターの入口に案内を設置するだけでも効果は大きく、初めて訪れる人にとって安心材料となります。

階段の場合は、段の途中や踊り場に「あと少し」「2F ○○(店名)」といった掲示をすると、上っている途中の不安を和らげられます。

エレベーターを使う場合は、エレベーター内と階数ボタンの付近に階数と店名を出しておくと、押し間違いや迷いを防げます。

夜に営業する店では、照明を当てて暗い時間帯でもサインが見えるようにしておきましょう。

導線サインは、シンプルで見やすく清潔感のあるデザインを心がけることが、信頼感を高めるポイントです。

3. Googleマップで店舗情報を最適化する

Googleマップは、来店を検討する人が店舗を見つける際に多く利用されるツールです。営業時間や住所、電話番号を正しく登録し、最新の状態に保つことが集客に直結します。

さらに、写真を掲載したり口コミへ丁寧に返信したりすることで信頼感を高められる要因のひとつです。『近くの居酒屋』『駅名+焼肉』といった検索では、地図上の表示が来店判断に大きな影響を与えるため、最適化は欠かせません。

2階店舗(空中階)の場合は、「店にたどり着けるか」を事前に伝える情報が特に重要です。次の3点を整えましょう。

  • 住所にビル名と階数まで入れる
  • ビル外観・1階入口・階段やエレベーター・店内の写真を、到着する順番に載せる
  • ビジネス情報の説明文に「○○ビル2階」「入口は○○側」と書く

来店前に入口までの道のりを写真で確認できれば、初めてのお客様も迷わず来店しやすくなります。

4. SNSで日常的に情報を発信する

SNSは、低コストで広範囲に情報を届けられる代表的な集客方法です。

Instagramでは写真や動画を通じて店舗の雰囲気を伝えられ、Xではタイムリーな情報発信が可能となります。TikTokは若年層への訴求力が強く、拡散性も高いことが特徴です。

日常的な投稿を続けることでフォロワーとの接点が増え、来店のきっかけを生み出せます。さらに、イベントやキャンペーンを発信することで顧客の関心を高めやすくなり、新規顧客獲得にもつながるでしょう。

5. 公式サイトを整えて安心感を与える

来店前に顧客が情報を確認する重要な役割を持つのが公式サイトです。

営業時間やアクセス、料金やサービス内容をわかりやすく掲載することで、利用を検討する人の不安を減らします。

予約フォームを設置すれば、来店までの流れがスムーズになり、取りこぼしを防ぐことも可能です。

また、定期的な更新によってリピーターにとっても便利な情報源となります。SNSやGoogleマップから流入した顧客が最後に確認するケースも多いため、整った公式サイトは集客に欠かせません。

6. 地域のフリーペーパーや情報誌に掲載する

地域メディアへの掲載は、地元住民への認知度を高める効果があります。新聞やフリーペーパー、地域情報誌は身近な存在であり、そこに情報が載ることで信頼感を持たれやすくなります。

特に、新規オープンの店舗や知名度が低い店舗にとっては、多くの人に知ってもらうきっかけとなるでしょう。

広告として掲載する方法のほか、記事形式で紹介されると自然な形で店舗の魅力が伝わります。地域密着型の集客を考える上で有効な手段のひとつです。

7. 店舗イベントを開催して集客につなげる

店舗イベントは、顧客に特別な体験を提供できるため、来店意欲を高める有効な方法のひとつです。

試食会や新商品の発表会、季節ごとのイベントなどを実施することで、普段来店しない層にも興味を持ってもらえます。

実際に商品やサービスを体験してもらえる機会は、購買につながりやすい点が特徴のひとつです。

さらに、イベント開催自体が話題となり、SNSや口コミで拡散されることで新規顧客の獲得にもつながります。企画を地域やターゲット層に合わせることが成功のポイントといえるでしょう。

8. LINE公式アカウントと紹介特典でリピーターを増やす

2階店舗(空中階)は通りがかりの新規来店が少ないため、一度来店したお客様に戻ってきてもらうことの価値が路面店より大きくなります。そこで活用したいのが、LINE公式アカウントです。LINEの役割を「再来店促進」に絞り、ショップカードやクーポン、配信の頻度と内容を決めておくと、来店後のお客様と継続的につながれます。

たとえば、麻布の羊のLINE運用事例では、LINEの役割を再来店促進と定め、ショップカードやクーポンの設計、週2回の配信を仕組み化したことで、リピート率が約20%から32%に改善しました。

季節限定メニューやLINE限定特典を、来店を思い出してもらいたいタイミングで配信するのも効果的です。肉酒場ケナシバのLINE活用事例では、この形に運用を見直したことで、来店経験のあるお客様からのLINE経由の予約数が2ヶ月で約3.5倍(9月4件から11月14件)に増えました。

LINEは、紹介制度と組み合わせることでさらに活かせます。

紹介制度は、既存顧客を通じて新規顧客を獲得する方法です。『友人を紹介すると特典がもらえる』といった仕組みを導入すると、自然な形で口コミが広がります。

紹介を受けて来店した顧客は信頼感を持ちやすく、継続的な利用につながるケースが多いのが特徴です。

さらに、紹介する側と紹介される側の双方にメリットを用意すれば制度の利用率が高まりやすいです。広告費を抑えながらリピーター拡大と新規顧客獲得を両立できる点が魅力的な施策といえます。

紹介特典をLINEのクーポンとして配れば、紹介する側は友人に送りやすくなり、紹介された側もそのまま友だち追加して次回以降の来店につなげられます。

9. 店舗の外観や内装をSNS映えするデザインにする

SNSで情報が拡散される時代において、写真や動画に映える外観や内装は効果的な集客要素となります。

店内に特徴的な装飾や写真映えするスポットを設けることで、来店した顧客が自発的にSNSへ投稿しやすくなります。

その結果、自然に店舗の情報が拡散され、新規顧客を呼び込むきっかけになるでしょう。

デザイン性に投資することは、単なる見た目の向上ではなく、集客力を高める戦略的な取り組みにつながります。特に、若年層をターゲットにする場合に効果が高い方法です。

10. 地域企業や近隣店舗と連携する

地域内の他企業や近隣店舗と協力することは、相互に顧客を呼び込む効果が期待できます。

たとえば、飲食店と美容院が共同でイベントを実施する、スタンプラリーを組むといった取り組みは、双方の顧客に新しい来店動機を提供します。

地域全体での連携は『地元に根差した店舗』というイメージを強め、信頼獲得にも役立ちます。

また、単独で行う広告よりも低コストで広い層に情報を届けやすい点もメリットです。地域の強みを活かした集客方法として注目されています。

2階店舗(空中階)の集客方法の注意点

2階店舗(空中階)の集客方法の注意点に関する画像

2階店舗(空中階)は、工夫次第で集客効果を高められる一方で、注意を怠ると十分な成果を得られない場合があります。

特に、看板や広告に依存しすぎたり、立地特有の課題を改善しないままにしておくと、集客効率が大きく下がる要因となるでしょう。

ここでは、店舗運営を成功に導くために押さえておきたい注意点を整理します。

2階店舗ならではの課題を理解し、適切に対処することで安定した集客が可能になります。以下で詳しく解説します。

看板や広告に頼りすぎない

2階店舗の集客では、看板や広告は大切な役割を持ちますが、それだけに頼ると安定した成果が得にくいという課題があります。

たとえば、ビルの入口や道路沿いに看板を出しても、建物の構造や周囲の状況によって目に留まらないことがあります。

広告を出した場合も、短期間の効果は期待できても、長く続く施策にはなりにくい点が弱点です。

そのため、看板や広告だけでなく、Googleマップの情報を最適化したり、SNSで日常的に発信したり、紹介制度を取り入れるなど複数の方法を組み合わせることが重要です。

手段を分散することで、安定した集客につながります。

立地の弱点を放置しない

2階店舗(空中階)は、路面から見えにくく偶然の来店が少ないという立地上の弱点があります。この課題を放置すると、新規顧客を獲得しづらく、集客の効率も下がってしまいます。

対策としては、入口から店舗までの導線を案内するサインを工夫したり、公式サイトやSNSでアクセス方法を丁寧に伝えたりすることが効果的です。

さらに、既存のお客様がリピートしやすい仕組みを整えることで、立地の不利を補うことができます。

弱点を意識して改善策を取り入れることが、安定した集客につながるポイントといえるでしょう。

契約前に看板の設置可否と入口の見え方を確認する

これから2階で出店する場合は、契約前に看板や入口の条件を確認しておくことが大切です。契約後に看板を置けないと分かっても、立地の弱点を補う手段が限られてしまいます。物件を内見するときは、次の点を確かめましょう。

  • ビル入口・階段・エレベーターホールに看板やメニューを置けるか、管理会社やオーナーに確認する
  • 1階入口が他のテナントと共用の場合、自分の店だと分かる表示をどこに出せるかを見る
  • 駅や人の流れのある方向から、ビル入口と2階の窓が見えるかを実際に歩いて確かめる
  • エレベーターの有無と位置を確認する

階段しかない物件では、案内看板で上がった先の様子を見せる工夫を前提に、看板の内容と置き場所まで決めてから契約しましょう。

2階店舗(空中階)の集客にはSNS活用が効果的

2階店舗(空中階)の集客にはSNS活用が効果的に関する画像

2階店舗(空中階)は、通行人の目に入りにくいため、偶然の来店が少ないという課題があります。その弱点を補う手段として効果的なのが、SNSの活用です。

InstagramやX、TikTokなどで店舗の雰囲気や最新情報を発信すれば、実際に店舗に来る前から認知を広げられます。

特に、写真や動画で発信することで、場所の分かりにくさを補い、来店の動機づけにつながります。

継続的な運用によって、既存顧客のリピート促進にも役立ちます。効率的にSNSを活用したい方は、専門的なノウハウを持つ企業へ相談するのも有効な手段です。

2階店舗(空中階)でSNSを活かすポイントは、次の2つです。

来店前に入口と店内を見せる投稿をする

2階店舗(空中階)のSNSでは、料理や店内だけでなく、店にたどり着くまでの道のりを見せることが効果的です。ビルの外観、1階入口、階段、店内の順に撮影したリールを投稿し、ハイライトにも残しておきましょう。来店前に入口と店内を見ておけば、お客様は「迷わずに行ける」「入りやすそう」と感じられ、上がる前の不安が小さくなります。

インフルエンサーの来店投稿で第三者の視点を加える

店からの発信だけでは、まだ店を知らない来店前の人に情報が届きにくくなります。そこで有効なのが、インフルエンサーに実際に来店してもらい、その体験を投稿してもらう方法です。第三者の視点で店の雰囲気や利用シーンが伝わり、目的来店のきっかけをつくれます。

肉酒場ケナシバのInstagram活用事例では、日常投稿とインフルエンサーキャスティングを組み合わせ、投稿表示数が173%増、リーチ数が186%増、プロフィールアクセス数が206%増となりました。

また、松阪牛ホルモン(池袋)の事例では、インフルエンサーの来店投稿をパートナーシップ広告に活用し、リール動画・投稿の閲覧数が3月比で約55倍、グルメ媒体の予約数が約800%増となりました。どちらも、立地に関わらず目的来店をつくった例として参考になります。

2階の飲食店の集客でよくある質問

最後に、2階の飲食店の集客で気になりやすい疑問に答えます。

Q. 飲食店は2階だとやっぱりダメですか?

業態によって決まります。予約中心の店やコース・宴会のある店、専門料理の店などの目的来店型であれば、2階でも十分に集客できます。路面店より抑えられる賃料の差を集客に回せる点は、むしろ強みです。反対に、テイクアウト中心の店など通りがかりの来店に頼る業態は不利になります。詳しくは「2階店舗(空中階)に向いている飲食店・向いていない飲食店」をご覧ください。

Q. 案内看板だけで集客は改善できますか?

案内看板だけで集客を改善するのは難しいです。看板の役割は、ビルの前を通る人に入口で足を止めてもらうことにあります。2階の店を目的に来てもらうには、来店前に店を知ってもらう施策が欠かせません。案内看板で入口を分かりやすくしたうえで、GoogleマップやSNSでの発信と組み合わせましょう。

Q. 集客は開業前と開業後、どちらに力を入れるべきですか?

開業前から始めることをおすすめします。2階店舗(空中階)は、オープンしても通りがかりのお客様に気づかれにくいため、開業してから発信を始めると認知が広がるまでに時間がかかります。開業前からSNSやGoogleマップで入口や店内の様子を見せておけば、オープン直後から目的を持ったお客様を迎えやすくなります。

Q. 集客費はどこから優先して使えばいいですか?

まずはGoogleマップの整備と、ビル入口の案内看板や導線サインに優先して使いましょう。どちらも、店を探している人が迷わず来店するための土台になるためです。土台が整ったら、SNSで来店前の人に店を知ってもらい、LINEで2回目以降の来店につなげる順番で広げていくと、費用を無駄にしにくくなります。

2階店舗の集客・再来店対策ならsorecoma(ソリコマ)へ相談!

2階の飲食店は、「お店に気づいてもらえない」「一度来たお客様のリピートが続かない」という悩みを抱えやすくなります。sorecoma(ソリコマ)は、こうした集客と再来店の悩みをまとめて相談できる支援サービスです。

sorecomaは、Instagram運用・インフルエンサーキャスティング・MAP運用・広告運用・LINE運用の5つの領域すべてに対応しています。本記事で紹介したGoogleマップの整備、SNSでの来店前の発信、LINEでの再来店促進を1社にまとめて任せられ、全国の店舗に対応しています。

広告の遷移先となるLPやWebサイト、バナーの制作まで対応しているため、お店側の作業は月数回の投稿確認だけで済みます。1ヶ月のスポット運用や予算に合わせたカスタマイズ、撮影・編集・広告運用だけの部分的な依頼もできます。

飲食店の支援事例として、肉酒場ケナシバ、麻布の羊、松阪牛ホルモンの取り組みも公開しています。2階店舗の集客や再来店対策に悩んでいる方は、sorecoma(ソリコマ)のサービスページからお気軽にご相談ください。

まとめ

本記事では、飲食店の2階で集客が難しくなる理由や2階店舗(空中階)に向いている業態、メリット・デメリット、さらに効果的な集客方法と注意点について解説しました。

2階店舗は通りから見えにくく、階段を上がる心理的なハードルや、外から店内が分からないという不利があります。しかし、賃料を抑えられる点や落ち着いた環境を提供できる点は大きな強みです。

飲食店の2階はダメなのではなく、目的来店を前提に、入口の案内・来店前の情報発信・再来店の仕組みをそろえることが大切です。

看板や導線サインで入口を分かりやすくし、GoogleマップやSNSで来店前に店を知ってもらい、LINEで2回目以降の来店につなげていきましょう。

自店舗だけで手が回らない場合は、sorecoma(ソリコマ)への相談もご検討ください。

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