三田・田町エリアに店を構える居酒屋「肉酒場ケナシバ」。
新規来店は一定数ある一方で、「一度来てくれたお客様に、どう再来店してもらうか」という点には、以前から向き合ってきました。
LINE公式アカウントは導入していたものの、配信やクーポンが実際に再来店につながっているのかは把握しきれず、運用は感覚に頼った状態になっていたといいます。そこで同店は、sorecomaを活用し、LINE運用を再来店につなげる仕組みとして見直すことを決断しました。
今回は、運営会社である合同会社Farchの代表・中村さんに、sorecoma導入の背景やLINE運用を見直した理由、そしてLINE予約数が約3.5倍に伸びるまでの変化についてお話を伺いました。
| 企業名 | 合同会社Farch |
| 運営店舗 | 肉酒場ケナシバ |
| 所在地 | 〒108-0014 東京都港区芝5丁目2−4 赤阪ビル 2階 |
| 公式サイト | https://akr8293229134.owst.jp/ |
町の日常に溶け込む「気軽に使える肉酒場」

――まずは、肉酒場ケナシバについて教えてください。
中村さん:ケナシバは、三田・田町エリアにある肉酒場です。ビジネス街から少し入った場所にあるので、仕事帰りのオフィスワーカーの方や、近隣にお住まいの方に多くご利用いただいています。
特別な日に来るお店というよりは、「今日は肉が食べたいな」「軽く一杯飲みたいな」そんな日常の延長で、気軽に立ち寄ってもらえるお店を目指しています。
再来店と同時に考えていた予約コストの課題
――LINE公式アカウントを活用しようと思った背景には、どんな理由があったのでしょうか?
中村さん:一つは、再来店を増やしたいという思いですね。一度来てくださったお客様に、こちらから情報を届けて、「また行こうかな」と思い出してもらえるきっかけをつくりたかったです。
もう一つは、予約まわりのコストです。食べログやホットペッパーなどの予約サイトは便利ですが、
どうしても従量課金が発生してしまいます。
リピーターの方が毎回そういったサイトを経由するのではなく、LINEから直接予約してもらえる導線をつくれたら、コストを抑えながら安定した集客ができると考えていました。
――実際、sorecoma導入前のLINE運用はどんな状態でしたか?
中村さん:LINE自体は使っていましたし、クーポン配信なども行っていました。ただ、「LINEからの予約がどれくらいあるのか」「それが再来店につながっているのか」といった点は、正直あまり整理できていなかったですね。
感覚的には悪くないと思っていたものの、数字として把握できていなかったので、本当に効果的なのか判断が難しい状態でした。
sorecoma導入でLINEの役割を再定義
――sorecomaを導入して、どんな点を見直したのでしょうか?
中村さん:新しい施策をどんどん増やすというより、LINEの役割をはっきりさせるところから一緒に整理してもらいました。
ケナシバの場合、LINEは新規集客ではなく、「すでに来店経験のあるお客様に再来店してもらうためのツール」。その前提で、クーポン内容や配信のタイミング、予約までの導線を整えていきました。
LINE予約数が示した、再来店の確かな変化


――その結果、リピーターによるLINEでの予約数にも変化が出てきたんですね。
中村さん:そうですね。9月はLINE経由、つまりリピーターの予約が4件でしたが、秋限定メニューをLINEで訴求した月には13件、11月には14件まで増えました。
LINEで予約してくれるお客様は、一度来店してくださっているお客様なので、この数字は再来店がしっかり増えている結果だと感じています。
――コスト面での変化も感じていますか?
中村さん:感じています。LINE予約が増えることで、従量課金の予約サイトに頼りすぎなくてよくなったのは大きいですね。
再来店してくれるお客様が、スムーズに、手間なく予約できる。その結果、お店側の負担も減る。LINEは、集客と運営の両方を支えてくれるツールだと感じています。
今後目指したいのは「曜日に左右されない集客」

――今後、どんな状態を目指していきたいですか?
中村さん:曜日による売上の偏りを減らしていきたいですね。今はどうしても木・金に集中しがちなので、平日全体で安定した来店がある状態が理想です。
そのためにも、LINEを通じて来店経験のある方に「ケナシバ」という存在を思い出してもらい、「今日はケナシバに行こう」と選んでもらえる機会を増やしていきたいです。
LINEは「再来店導線」と「運営」を支える存在へ
――LINEは今後、どんな役割を担っていくと思いますか?
中村さん:再来店を促すツールであると同時に、予約コストを抑えながら運営を支えてくれる存在だと思っています。
お客様にとっては「すぐ予約できて便利」、お店側にとっては「無理なく続けられる集客手段」。その両立ができるのが、LINEの強みですね。
まとめ|「また来てもらう」を、無理なく続けるために
肉酒場ケナシバのLINE運用で特徴的なのは、再来店導線を整理する施策としての効果だけでなく、店舗運営の負担を減らす視点も同時に持っていた点です。
sorecomaとともにLINEの役割を整理したことで、配信やクーポンは「出すこと」が目的ではなく、再来店の予約や来店につながったかどうかで判断できる施策へと変わっていきました。
その結果、来店経験があるお客様によるLINEでの予約数が約3.5倍に増加。スムーズに予約できる導線が整ったことで、従量課金に依存しすぎない集客の形も見え始めています。
「思い出してもらう」「また来てもらう」その積み重ねを、現場の負担を増やさずに続けていく。
肉酒場ケナシバの取り組みは、LINEを再来店と運営を支えるインフラとして活用する、一つの実践例と言えるでしょう。


