GOSSO株式会社は、首都圏を中心に複数の飲食ブランドを展開する飲食企業です。
焼肉・居酒屋業態をはじめ、幅広いジャンルの店舗を運営し、それぞれのブランドごとに異なるコンセプトやターゲットを持ちながら事業を拡大してきました。
店舗数・業態が増える中で、アルバイトスタッフの安定的な確保は、継続的な店舗運営における重要なテーマの一つとなっています。
本事例では、そうした背景のもとで実施した、TikTokを活用した採用施策についての取り組みを紹介します。
複数業態を横断したアルバイト採用という課題
GOSSO株式会社では、複数業態を同時に運営しているため、特定のブランドだけでなく、全体として一定数のアルバイトスタッフを継続的に採用する必要がありました。
短期間での採用数確保に加え、採用単価を抑えながら効率的に応募を集めることが求められていました。
また、アルバイトから社員登用につながるケースも多く、将来的な人材確保の観点からも、採用活動の質を高めていく必要がありました。
採用単価と「形に残る施策」を重視したTikTok活用
従来の求人媒体は、契約期間が終了すると施策として残るものが少なく、長期的な資産になりづらい側面があります。
そこで今回の施策では、動画コンテンツとして残り、今後の採用やブランディングにも活用できるTikTokを採用手法の一つとして検討しました。
SNS動画を通じて、仕事内容や働くイメージを視覚的に伝えることで、求職者との接点を広げることを目的としています。
TikTok広告を軸にした採用導線の設計


本施策では、アルバイト採用を目的とした動画を制作し、TikTok広告として配信しました。
動画内では、アルバイト探しをしている求職者が気になる「仕事内容」「働き方」「募集条件」といった情報を意識的に盛り込み、採用・仕事探しに関心のある層へ訴求しています。
あわせて、応募までのハードルを下げるため、採用ページやインスタントフォームを活用し、動画視聴から応募までがスムーズにつながる導線設計を行いました。
TikTok採用で見えた手応えと広がり
運用の結果、全業態を通じてTikTok広告経由において、1ヶ月で35件の応募を獲得することができました。
SNS動画を活用することで、採用情報を探している求職者と接点を持てることが確認でき、採用施策としての手応えを感じられる取り組みとなりました。
また、アルバイト採用を目的とした施策でありながら、正社員への応募も発生するなど、想定していた以上に幅広い層から反応が得られた点も特徴です。
今後につながる改善視点と運用の広がり
一方で、業態ごとに応募数や反応には差が見られ、クリエイティブの冒頭表現やCTAの見せ方、業態特性に応じた訴求設計の重要性も見えてきました。
特に、動画の初期視聴(2〜6秒)で求職者の関心を引けるかどうかが、応募につながるかを左右するポイントとなっています。
今回の取り組みを通じて得られた知見は、今後の採用施策において、業態別の最適化や導線改善を行うためのベースとなるものです。
TikTokを活用した採用は、単発の施策に留まらず、継続的に磨き込んでいくことで、より効果的な採用チャネルとして活用できる可能性を持っています。
まとめ
GOSSO株式会社の取り組みでは、複数業態を対象にTikTok広告を活用した採用施策を実施しました。
動画を通じて仕事内容や働くイメージを伝えることで、求職者との新たな接点をつくることを意識した点が特徴です。
業態ごとの反応差や、クリエイティブ表現・導線設計の重要性といった、今後の改善につながる視点も整理されました。
今回の事例は、TikTokを単発の施策として使うのではなく、採用活動の一手段として組み込み、磨いていく余地があることを示した取り組みと言えるでしょう。



